カナダ 隠居生活

今まで世界をさまよい、2010年50歳、カナダにケアギバー 留学し、就職。2015年次女と念願の永住権獲得。

カナダのシニアホーム2

2017-07-31 18:24:34 | 日記

知り合いのおばさんが高級シニアホームに入る。レンタするそうだが金額は毎月電気水道Wi-Fi込みで40万、そこにレストランでの食事代が追加される。この方毎月20万年金が入り、ほかに7千万円ほど貯蓄がある。しかし 認知症になったら ケア度の高い施設に入るので毎月60万になる。。。2025年にはすっからかんになるそうでそこからどうするのか、家族は大討論。もう90才過ぎているので あと何年生きるとか、口には出さないが財産を狙っているような、なんとも微妙な話し合いが続いたそうだ。

もちろん もっと安いところもあって、子供たちはそっちを選ばせようとあの手この手。でもお金はおばさんのものだから子供たちは当てにしてはいけない。好きなように使うといい。

私の老後はそんな問題もなく、今の生活がもしかしたら一番人生で贅沢なのかもしれないと思う。人間幸せな時はなかなか気づかず、その生活を失ったときにしみじみ思うものである。 将来すべてを失う生活を時々思い想像してみたりする。町にも大変高齢でもまだ仕事している人は沢山いる。特にレジ打ちには80代かと思われるご老人もいる。 今住んでいる家がなくなり、狭い部屋のシェアルームに引っ越し、自分のできる仕事を探し始める。車もなく、無料バスパスとかにお世話になる。旅行などもうできないだろう、日々の暮らしに追われて。そして60-70と年老いて 外に出かけるのも’大変に思うかもしれない。


雨が降らないです

2017-07-29 14:36:16 | 日記


1週間前にちょろっと雨がふりレインバローに10センチくらいたまったが、、もうすでに使い切ってこの2日間は水道水。7月1日から ステージ3のウォーターリストリクショん(節水)が始まってる。うちはジョウロでお水あげてるので時間の規制はないようだが。。朝10時まで済ますようにしてる。というのは気温が結構高い。日向は23度は超えているだろうね。タバコの火をこの乾燥した草に落としたらあっという間に火事になるだろうね。山火事の原因は雷の次に人によるものが多い。キャンプが盛んな国なので火の用心だ。先月個々の近くでも山火事発生したが、発見が早くて消されている。恐ろしいなぁ。火災保険はどうなってるんだろう。


SIN

2017-07-28 16:04:03 | 日記

ソシアル インシュアランス ナンバー とは カナダで仕事する人が持つ番号。みんな 持ってる。雇用主は 給料を支払うとき必ず 年金と雇用保険を引いた額を支払わなければならない。アルバイトでもその辺はかっちりされる。支払う年金は収入の割合で決まるので そんなにきつくない。 所得税は税を申請して払いすぎの時は戻ってくる。また学費などで支払ったお金も 戻ってくる。50万円 リブインケアギバースクールに払ったが 所得が低かったので 30万ほど 2-3年で戻ってきた。レベニュー カナダ に連結している。しかし自分から申請していかないと戻ってこないから学校からの領収書を取っておかなきゃ。私は10月から3月と2年にまたがっていたので10月から12月末までと1月から3月末までと領収書を分けて 各年に申請した。申請額が一挙に戻ってくるのではなく、はじめ1400ドル戻りそれから数年かけて戻った。しかし 学校は州の管轄下なのでほかの州に引っ越したらもうもらえないけどね。将来また元の州に戻った時もらえる可能性はあるようだ。

もうひとつは 低所得者向けのサポートがいろいろあること。例えば バスパスが 半額になったり、年間4回に分けて 私の場合は 80ドル もらったり、サポートがいろいろ敷かれている。これは永住権がなくても テンポラリーワークビザで働いてる人々も対象になる。

私はPR永住権を取ってPR番号が変わったから、これからはこれが一生私の番号だ。もちろん永住権カードにも番号はある。これら2つの番号で滞在資格であるビザ関係 と税金年金雇用保険のお金の関係は政府に記録されている。

日本は戸籍謄本があるが マイナンバーになってから わかりやすくなったのかな?一律の国民年金を支払えない若年層は多いんじゃないかな。バイトでも収入があるとき 所得税のみならず年金も雇用主が差し引いて支払うシステムに変えたほうがいいんじゃないかなぁ。

 


カナダの老人施設

2017-07-16 11:47:27 | 日記

カナダの老人施設は結構日本に似ている。日本がまねしたのかな?政府が行ってるところは数年待ちなので個人経営のホームがあちこちに立っているが、高額だ。 お金があれば、高級マンションのようなお部屋で、普通は一階にレストランやソファールーム、美容室があって。毎日様々な行事がある。

行事の内容はエクソサイズ、クイズ、音楽の会、歌の会、映画の会、編み物など手芸の会、お話の会、お酒やアイスクリームが出るハッピーアワー、買い物のためにバスの送迎、ハイキング、ビーチに出かけたり。。母の日、父の日のスペシャルディナー、学生や子供たちが訪問しダンスや歌を披露、ボランティアやプロによるミュージカルなどなど 様々である。 これは 施設の中でも最高のほうに近いと思う。

認知症などケアが必要になったら、その中に病棟があるので、うちの母のように食事から、排せつ、入浴、着替えなど全介助になるフロアーに移動することになる。

気になるお値段だが。。。マンションの一室を購入するのに、最低2千万円。そして食事代が夕食1回で1300円。昼食がその半分。管理費電気水道関係含め毎月3万円ほどで食事も含め毎月8万位。 そう結構かかるのである。 そう思うと、自宅を持っててそれを売ってシニアホームのマンションを買う。毎月最低でも10万は年金など支払えれる収入源が必要だ。

一方 政府の施設は収入によるのでずーと入居しやすいが、たくさんのペーパーワークが必要で、数年待たされる。うちの母は日本であるが政府認定の施設に入ったので毎月5万の母の年金で支払える。カナダも同じような仕組みのようだ。

私はカナダで自分の家はないし、日本から受け取れる年金は6万円といわれたし老後は暮らせないともうわかっている。 どんなふうになってしまうのかなぁ。。。


母との電話

2017-07-16 11:14:39 | 日記

3年前に老人ホームに入った母。杖から今は車いすになり、認知症も結構進んだ。しかし 会話はまだできる。自分からいろんなストーリーを頭に巡らし会話してくる。昨日の母によると(毎回内容が変わるので)みんなと一緒に会社で寝泊まりしてて、給料もらってる。子供たちが家にいる。食事も出るし待遇がいい。同室には4人いて、みんなで今度給料出たら、いっしょに枕を買おうかと話したり、楽しいと。みんな平等に扱ってくれるのでうれしい。

時々、悲しかった話も出るが、最後のおちはそれでよかったんだと。思えば母はいつもそういう風に気持ちを切り替えて生きてきた人なんだなって。人間長ーく生きてると、苦しかったことや悲しかったこともいっぱいあって、不思議に楽しかった思い出もあるはずなのに悲しかったことのほうがよく思い出される。終わったこと過去は変えられないから、それを 結果的にはよかったんだと変えてしまい、執着しないようにするという考え方かな。

週に一回の電話は詰め所に迷惑かもしれないけど、続けるよ。