長女の健診にあわせ、母に会いにいった。母は94歳で私はカナダだし、できるだけ都合を合わせて会いにいくことにしてる。今年は母も調子が悪く姉がちょくちょく田舎から様子を見に行っている。母がいつも行っているデイセンターに入居をお願いしたら、200人まちだそう。しかし順番に入る訳ではないらしく個々の事情によるようだ。人生を精一杯生きてきた母には幸運の神様がいつもついているように思える。何ことにも喜び感謝し、我慢強く自己より他者を思いやる姿勢が生きやすくしている。一月に申し込み2月末に入居可能の連絡を受け取った姉はほっとした。肝心の母は認知が悪化してて引っ越しを理解できない。会話は十分弾むのだが、1時間後にはまた忘れてしまう。忘れているのか理解する力がなくなってしまってるのか。。両方だろう。
引っ越しするということは私はもう帰る家がないということだ。日本にあるすべての荷物を今回整理した。膨大な写真の山をみると、可愛らしい娘たちの写真が沢山出てきた。本当に忙しかったけど楽しかった。母も沢山写真を撮ってくれていた。母は老人ホームに移動するだけなのに、家を片付けて空っぽになったのをみると、亡くなってしまったと錯覚してしまう。母のものを捨てるのは心が痛かった。カナダなら沢山寄付できるところがあるのに。特に母は着道楽だったので高価な洋服が沢山あり、少しは姉の友人がもらってくれるそうで安心した。
ホームに入ると、ちょっとの間だとずーと思っていてその度に説明。一度買い物に連れ出したら家に帰ると思っていたり、、昨日電話したら、皆さん親切でよく面倒見てくれてるって元気だから心配するなって、、どこ?カナダにいるの。と初めて聞いたような口調であった。母の貴重品は兄のところに置いてあると言ったら、じゃぁ兄のところに帰るんだねって、、、あぁ迎えを待ってるんだろうね。。。
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