帰国してようやく 引越し荷物の整理を始めた。昔のアドレス帳が出てきてあゝ久しぶりにお便りしようかって気持ちになる。
認知症の母の事を思うと、記憶がなくなってしまうということはなんとわびしい事だろうと思う。自分が何をしてきたのか 今どういう状況なのかわからないのである。人と話しが合わない。訳がわからない。こうなると その時その状況に生きていくしかないのだと思う。母がそんな状況でもパニクらないのは 毎回自分に言い聞かせるように話してくれる事があって、「上げ膳据膳でありがたい。遊ばさせてもらってる。良い人ばかりでみんな同じだから、楽しいよ。」子供の頃貧しい暮らしをして 働き者だった母は今安心して暮らしていける事に感謝してる。何事も考え方次第でこうにも不幸にもなる様だ。
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