本日は近美→資料館→大丸→チカホ→三越→さいとう→らいらっく→大通→富士フイルムの9か所。久しぶりに本屋さんに行ったら、買うべき本が沢山あったので荷物が重くなったのと、腰痛によりギブアップ。
■北海道立近代美術館「星の瞬間 アーティストとミュージアムが読み直す、Hokkaido」。
伊藤隆介「風景考」:作品の全体像は次の写真のような感じで、周囲3面には山水画が回転しながら投影され、床にはモニターが3個ある。

山水画といっても、これは箱館焼「染付湯呑茶碗・唐太之内ヲチョボロ」に描かれている風景をCCDカメラで映して投影しているのだ。確かに山水画というのは自分がその中にいるかのように空想を遊ばせるところがあるので、正しい扱いなのかも。但し、作者の説明によると「箱館奉行所が美濃焼の投稿を招聘して作った」官製ビジネスであり、陶工たちが現地風景を見たのかどうかも不明とのこと。北海道の今でも続く官依存を表現しているのかもしれない。

端聡「アースに還る」:砂澤ビッキ「風」(木製)と対立するように配置される鉄製の自動車だが、長い目で見れば鉄は酸化して自然に還るものではないだろうかという投げかけ。


イモンパウク「盆」:90cmを超える木製の盆。アイヌ民族の多種多様な文様が使われており、ある種、産業奨励のためのカタログのような位置づけにあるのではないかという考察がされていた。これ、当然一木造りなんだよね。北海道博物館蔵だそうだが、これほどのものがあるとは知らなかった。

俣野第四郎「静物図」:これは本郷新寄贈の作品。あまり見た記憶がない。

小寺真知子「アウローラ」:ヨーロッパに学んだ日本(北海道)の彫刻家についての資料とともに展示されている。

風間天心「Invisible faith」:北海道におけるキリスト教、仏教などの宗教の影響を表現した作品。正面の高い位置には水引を使って作られたキリスト像がかかげられ、下には厨子(仏壇の元になった)、仏壇、キリスト教家庭祭壇が配置されている。そして手前の「アウローラ」も神に救いを求めているかのようだ。

花田和治「手稲山」:道のようであり、山のようであり。

花田和治「水辺にて」:空の青と水の青を描くシンプルな構成。

■北海道立近代美術館「変貌する20世紀ヨーロッパガラス」。うーむ、21世紀に入って四半世紀経つのだよなあ。


■大丸画廊「-星のひとー紅露はるか日本画展」。静かでひっそりとした素敵な作品が多い。
■チカホ「まちなかミュージアム」。
900万年前のクジラ骨格標本。

820万年前のサッポロカイギュウの骨格標本。

札幌にも博物館があって欲しいのだが、作っても展示物の更新がなされないのであればお粗末で貧しい限りである。ちゃんと研究・保存・展示を未来にわたって行い続けるという覚悟が必要である。
■らいらっく・ぎゃらりい「西村昌実作品展」。2025年の北海道銀行カレンダーの画を描いている人の展覧会。昔の少年雑誌の絵画を髣髴とさせるクリオネの画である。

もうダメ、疲れた。
■北海道立近代美術館「星の瞬間 アーティストとミュージアムが読み直す、Hokkaido」。
伊藤隆介「風景考」:作品の全体像は次の写真のような感じで、周囲3面には山水画が回転しながら投影され、床にはモニターが3個ある。

山水画といっても、これは箱館焼「染付湯呑茶碗・唐太之内ヲチョボロ」に描かれている風景をCCDカメラで映して投影しているのだ。確かに山水画というのは自分がその中にいるかのように空想を遊ばせるところがあるので、正しい扱いなのかも。但し、作者の説明によると「箱館奉行所が美濃焼の投稿を招聘して作った」官製ビジネスであり、陶工たちが現地風景を見たのかどうかも不明とのこと。北海道の今でも続く官依存を表現しているのかもしれない。

端聡「アースに還る」:砂澤ビッキ「風」(木製)と対立するように配置される鉄製の自動車だが、長い目で見れば鉄は酸化して自然に還るものではないだろうかという投げかけ。


イモンパウク「盆」:90cmを超える木製の盆。アイヌ民族の多種多様な文様が使われており、ある種、産業奨励のためのカタログのような位置づけにあるのではないかという考察がされていた。これ、当然一木造りなんだよね。北海道博物館蔵だそうだが、これほどのものがあるとは知らなかった。

俣野第四郎「静物図」:これは本郷新寄贈の作品。あまり見た記憶がない。

小寺真知子「アウローラ」:ヨーロッパに学んだ日本(北海道)の彫刻家についての資料とともに展示されている。

風間天心「Invisible faith」:北海道におけるキリスト教、仏教などの宗教の影響を表現した作品。正面の高い位置には水引を使って作られたキリスト像がかかげられ、下には厨子(仏壇の元になった)、仏壇、キリスト教家庭祭壇が配置されている。そして手前の「アウローラ」も神に救いを求めているかのようだ。

花田和治「手稲山」:道のようであり、山のようであり。

花田和治「水辺にて」:空の青と水の青を描くシンプルな構成。

■北海道立近代美術館「変貌する20世紀ヨーロッパガラス」。うーむ、21世紀に入って四半世紀経つのだよなあ。


■大丸画廊「-星のひとー紅露はるか日本画展」。静かでひっそりとした素敵な作品が多い。
■チカホ「まちなかミュージアム」。
900万年前のクジラ骨格標本。

820万年前のサッポロカイギュウの骨格標本。

札幌にも博物館があって欲しいのだが、作っても展示物の更新がなされないのであればお粗末で貧しい限りである。ちゃんと研究・保存・展示を未来にわたって行い続けるという覚悟が必要である。
■らいらっく・ぎゃらりい「西村昌実作品展」。2025年の北海道銀行カレンダーの画を描いている人の展覧会。昔の少年雑誌の絵画を髣髴とさせるクリオネの画である。

もうダメ、疲れた。
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