「イオリ」さん。「未加入の労災」についてのコメント、ありがとうございました。労災に未加入の会社は、けっこう存在しています。私は、労働保険事務組合からの委託で、未加入事業所を回った事があります。未加入の理由が、あまりにも??なので、辞めちゃいましたけど。
未加入の理由…中小企業は労災には入らなくてもいいと思った。労災加入をしに行ったら、労働基準監督署の役人が生意気なのでけんかして帰ってきた。民間の保険に入っているから労災は必要ない。労災保険料が高いので入る気にならない。…困ったもんだと思います。
理想と現実ですが…。ありますね。私としては「社会保険労務士は法律家たるべし。」…なのですが。事業主には、法律違反を依頼される事があります。
例えば、建設業の労災。建設業は請負金額で労災保険料を計算するのが原則です。(給料額で計算する場合もありますけどね。) ある時、事業主から「もっと保険料を下げてくれ。」と言われた事がありました。つまり、請負金額を減せ…ということなのです。私は、そこの会社から離れさせてもらいました。調査が入ったらどうしようもなくなりますからね。
社会保険労務士に期待されている事と、社会保険労務士がやらなければならないと思う事に、大きなズレが起きる事があります。そんな時こそ、社会保険労務士の理念がどうあるかが問われる時だと思います。
(この項、続く。)
未加入の理由…中小企業は労災には入らなくてもいいと思った。労災加入をしに行ったら、労働基準監督署の役人が生意気なのでけんかして帰ってきた。民間の保険に入っているから労災は必要ない。労災保険料が高いので入る気にならない。…困ったもんだと思います。
理想と現実ですが…。ありますね。私としては「社会保険労務士は法律家たるべし。」…なのですが。事業主には、法律違反を依頼される事があります。
例えば、建設業の労災。建設業は請負金額で労災保険料を計算するのが原則です。(給料額で計算する場合もありますけどね。) ある時、事業主から「もっと保険料を下げてくれ。」と言われた事がありました。つまり、請負金額を減せ…ということなのです。私は、そこの会社から離れさせてもらいました。調査が入ったらどうしようもなくなりますからね。
社会保険労務士に期待されている事と、社会保険労務士がやらなければならないと思う事に、大きなズレが起きる事があります。そんな時こそ、社会保険労務士の理念がどうあるかが問われる時だと思います。
(この項、続く。)