9月13日
日経平均 3万6581.76円(251.51円安)
TOPIX 2571.14(21.36ポイント安)
長期金利(新発10年国債) 0.840%(-0.020)
1ドル= 140.89 - 140.92円(1.85円高)
9月9日 3万6215円 18億0135万株 4兆0626億円
9月10日 3万6159円 17億1349万株 3兆7829億円
9月11日 3万5619円 19億3972万株 4兆1933億円
9月12日 3万6833円 18億6465万株 4兆2134億円
9月13日 3万6581円 17億3770万株 4兆2172億円
■株探ニュース 2024.9.14
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今週の【早わかり株式市況】反発、米景気懸念と為替に振らされる展開
■今週の相場ポイント
1.日経平均は2週ぶり反発、一時3万6000円台割れ
2.週明け波乱含み、前週末の米雇用統計受けリスクオフ
3.日銀委員の発言で円高進行、主力輸出株に逆風
4.木曜は一転急伸、エヌビディアなど米株高に追随
5.引き続き円高を嫌気、金曜は再び軟調地合いに
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比190円(0.5%)高の3万6581円と、2週ぶりに上昇した。
今週は週明けから波乱含みの展開。
米景気懸念を背景にリスクオフのムードが広がった。
その後も為替市場での円高が逆風となり、半導体や自動車など輸出株を中心に軟調地合いが継続。
途中リバウンドに転じる場面もあったが、買いの勢いは続かなかった。
週明け9日(月)の東京株式市場は前週末に続き下落。
日経平均は一時1000円超の下げをみせた。
前週末の米国株市場では8月の雇用統計を受けて景気のソフトランディング期待が弱まり、リスクオフの流れのなか半導体大手エヌビディアなどが売られ、市場センチメントを冷やした。
この流れを東京市場も引き継いだ。
為替市場で円高方向に振れたことも輸出株中心に逆風となった。
10日(火)も小幅に下落。
引き続き不安定な地合いを余儀なくされた。
全体相場は売り買い交錯の展開だったが、大引けにかけてマイナス圏に沈んだ。
11日(水)も売り優勢で日経平均は7日続落。
終値で3万6000円台を割り込んだ。
日銀の審議委員による追加利上げに前向きな発言が伝わり、為替市場で円高が進行。
半導体関連や自動車株などが売られ全体を押し下げた。
日本時間この日午前には米大統領選のテレビ討論会が行われ、民主党のハリス氏が共和党のトランプ氏に勝利したとの見方が強まった。
一転して12日(木)は急伸。
前日の米株市場でエヌビディアなど半導体関連株が買われた流れを受け、東京市場もリスクオン一色に染まった。
空売り筋の買い戻しやリバウンドを見込んだ押し目買いも流入。
日経平均は1200円を超える上昇となった。
13日(金)は反落。
引き続き円高が嫌気された。
ドル円相場は1ドル=140円台後半まで進んだ。
翌日からの3連休を前にした持ち高調整の売りも重なり、再び軟調な地合いとなった。
■来週のポイント
来週は17日から始まる米FOMC、そして19日からの日銀政策決定会合が最大の焦点となる。
これらの結果次第で為替が大きく動く可能性があるため、通過するまでは様子見となりそうだ。
重要イベントとしては、国内では19日からの日銀政策決定会合のほか、18日朝に発表される7月機械受注、20日朝に発表される8月全国消費者物価指数が注目される。
海外ではFOMCのほか、17日に発表される米国8月小売売上高、18日に発表される米国8月住宅着工件数、19日に発表される米国8月コンファレンス・ボード景気先行指数、20日に発表される中国9月最優遇貸出金利に注視が必要だろう。
■日々の動き(9月9日~9月13日)
9月9日(月) 5日続落、米株安や円高で一時急落も後半下げ渋る
日経平均 36215.75( -175.72) 売買高18億0135万株 売買代金4兆0626億円
9月10日(火) 6日続落、重要イベント控え売り買い交錯
日経平均 36159.16( -56.59) 売買高17億1349万株 売買代金3兆7829億円
9月11日(水) 7日続落、円高進行で輸出関連を中心に売り優勢
日経平均 35619.77( -539.39) 売買高19億3972万株 売買代金4兆1993億円
9月12日(木) 8日ぶり急反発、米株高と円安受け全面高
日経平均 36833.27( +1213.50) 売買高18億6465万株 売買代金4兆2134億円
9月13日(金) 反落、朝高も円高が嫌気され売り優勢
日経平均 36581.76( -251.51) 売買高17億3770万株 売買代金4兆2172億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、25業種が値下がり
(2)下落率トップはINPEXなど鉱業
(3)輸出株は日産自など自動車が大幅安でテルモなど精密機器も下落したが、東エレクなど電機は高い
(4)内需株もまちまち。三井不など不動産、キユーピーなど食料品が売られ、リクルートなどサービスが買われた
(5)東京海上など保険、野村など証券、みずほFGなど銀行といった金融株が安い
(6)上昇率トップはJALなど空運
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 円高メリット
2(5) ディフェンシブ
3(2) 半導体
4(3) データセンター
5(4) 好配当
※カッコは前週の順位
株探ニュース(minkabu PRESS)