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今週の読書! ミレニアム2/男性漂流/

2016年03月12日 | もう一冊読んでみた
 今週は、この2冊。
 ミレニアム2/男性漂流/

■『ミレニアム2 火と戯れる女(下)/スティーグ・ラーソン』  2016.3.12

 上巻「訳者あとがき」から、情報をふたつ。

 国民的ベストセラーの映画化とあって期待は大きく、とくに異色の女性調査員、リスベット・サランデル役にノーミ・ラパスを起用したキャスティングには賛否両論があった。しかしふたを開けてみれば、ほぼすべての映画評が彼女の演技を絶賛。

 ノオミ・ラパス、自分をさらけ出したドラゴン・タトゥーの女

 さらにもうひとつ解説を-----下巻でボクサーのパオロ・ロベルトなる人物が重要な役割を果たすが(もちろん、どのように重要かをここで明かすわけにはいかない)、彼は実存の人物である。引退した現在はテレビタレントとして、またイタリア移民二世としての自らのルーツを料理本の形でたどった著作を出版するなど、マルチな活躍をみせている。

 続けて、スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』「2(下巻)」を読みました。
下巻も上巻を超えた面白さです。

話は変わるが、人を罵るとき、「このやろう!」と言うことがあります。
この小説のなかでも、そんな場面があるのですが、これは翻訳するとき「意訳している」のか、それとも狐や狸や意外な動物でなく、「直訳」で「」なんだろうか、と疑問に思い、読書が止まりました。
ぼくは、大変気になるのです.............歴史的になぜ豚になったのか。
豚を口にしない人々もいるしなあとも思う。

 『 ミレニアム2(下) 火と戯れる女/スティーグ・ラーソン/ヘレンハルメ美穂・山田美明訳/早川書房 』



■『男性漂流 男たちは何におびえているか/奥田祥子』  2016.3.12

 奥田祥子さんの『男性漂流/男たちは何におびえているか/』を読みました。
介護がこわい」などを読むと、これはもう人ごとではありません。
どの話しも心が真っ暗になって、どうして生きていけばよいのやら、と考えさせられる実話ばかりです、それでも何とか解決の兆しがみえたりすると、「よかったね」、と少しほっとします。
ぼくも、もうしばらくすれば介護する側から、介護される側になってもおかしくない年齢になります。
長生きすることが、素直に喜べない、長生きされたら、それを心から喜んであげられないとは、なんと残念な社会でしょうか。
誰がこんな世の中にしたのでしょうね。
「暇人の暇つぶし」、「昼酒の戯れ言」など、耳痛く、だだ腹ただしくお感じの方もおられましょうが、申し訳ありません、いましばらくご辛抱下さい。
ぼくも定年までやっとかっと働きとおし、今は、「今日一日幸せに生きよう」と努力している日々の、これが唯一の息抜きなのです。
皆さん、今日だけでもせめて幸せに生きようよ。

 『 男性漂流 男たちは何におびえているか/奥田祥子/講談社+α新書 』

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