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日経平均、20日に年初来高値更新

2023年11月26日 | 捕らぬ狸の経済



  11月24日
  日経平均 3万3625.53円(173.70円高)
  TOPIX 2390.94(12.75ポイント高)
  長期金利(新発10年国債) 0.770%(+0.045)
  1ドル= 149.42 - 149.44円(0.47円安)


11月20日 3万3388円  14億2836万株 3兆6754億円
11月21日 3万3354円  13億8933万株 3兆5707億円
11月22日 3万3451円  11億9744万株 3兆0579億円
11月24日 3万3625円  12億2195万株 3兆2516億円

株探ニュース 2023.11.25
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今週の【早わかり株式市況】3週続伸、米金利低下を機に今年最大の上げ幅記録

今週の相場ポイント
1.日経平均は3週続伸、前週末比1000円超高
2.一時1ドル151円台の円安、輸出株に追い風
3.米CPI予想下回る、金利低下でナスダック高
4.水曜に日経平均800円超高、上げ幅今年最大
5.半導体関連株が堅調、バブル後高値に迫る


週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比1017円(3.1%)高の3万3585円と、3週連続で上昇した。

今週は引き続き買い優勢の展開となり、相場は一段と上昇基調を強めた。
米CPIの伸び鈍化を受けた米長期金利の低下が好感され、半導体関連株を中心に物色人気に。
日経平均は3万3000円台半ばまで上値を伸ばし、7月のバブル後高値(3万3753円)に迫った。


週明け13日(月)の東京株式市場は日経平均が小幅高だった。
前週末の米国株市場では米10年債利回りの上昇一服を好感し、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅上昇。
これを受けて東京市場も投資家心理が強気に傾いたが、買い戻し一巡後は更に上値を追う動きとはならなかった。

14日(火)も日経平均は上昇。
外国為替市場で1ドル=151円台後半まで円安が進み、半導体など輸出関連株に追い風となった。
この日夜に発表された注目の米10月消費者物価指数(CPI)は事前予想を下回る結果だった。
米長期金利が急低下し、米株市場ではハイテク株を中心に買いが入り、特にナスダック指数の上げが目立った。

翌15日(水)の東京市場はこれに追随する形で買い戻しが活発化。
半導体関連株に物色が集中し、全体相場を大きく押し上げた。
日経平均は800円超高と今年最大の上げ幅を記録し、一気に3万3000円台半ばまで水準を切り上げた。

16日(木)は前日急騰の反動で利食い優勢の地合いに。
小売や医薬品、食料品など内需株を中心に幅広い銘柄に売りが広がった。
半導体関連など主力ハイテク株は堅調な値動きを示すものが多く、全体を支える格好となった。

17日(金)は反発。
前日の米株安を受けて朝方は軟調に推移したが、売り一巡後は値頃感からの買いが流入。
引けにかけて値を上げ、日経平均は結局3万3585円でこの週の取引を終えた。


来週のポイント
来週は堅調な展開が見込めそうだ。
米長期金利が低下するなか、グロース株に物色の矛先が向かうことが期待される。
また、24日のブラックフライデーを控え小売りの動向も注目を集めそうだ。
日経平均はバブル後高値更新が目前となっており、ここを明確に上抜けるかが焦点となる。


重要イベントとしては、国内では24日朝に発表される10月全国消費者物価指数が注目される。
海外では20日に発表される米国10月コンファレンス・ボード景気先行指数に注視が必要だろう。


日々の動き(11月13日~11月17日)
11月13日(月) 小幅反発、朝高も戻り売りに押され値を消す
        日経平均 32585.11( +17.00) 売買高14億7989万株 売買代金3兆7410億円


11月14日(火) 続伸、円安進行で半導体関連株中心に買い優勢
        日経平均 32695.93( +110.82) 売買高14億2575万株 売買代金3兆5448億円


11月15日(水) 3日続伸、米長期金利低下で今年最大の上げ幅
        日経平均 33519.70( +823.77) 売買高18億5915万株 売買代金4兆6357億円


11月16日(木) 反落、前日急騰の反動で利益確定売りが優勢
        日経平均 33424.41( -95.29) 売買高14億5188万株 売買代金3兆7183億円


11月17日(金) 反発、朝安も下値に値頃感からの買い流入
        日経平均 33585.20( +160.79) 売買高14億3026万株 売買代金3兆7492億円


セクター・トレンド
(1)全33業種中、30業種が値上がり
(2)値上がり率トップは出光興産など石油。資源株は三井金など非鉄やINPEXなど鉱業も高い
(3)輸出株はオリンパスなど精密機器が大幅高。東エレクなど電機、トヨタなど自動車も大きく買われた
(4)三菱倉など倉庫、OLCなどサービス、ファストリなど小売といった内需株も堅調
(5)金融株はみずほFGなど銀行、大和など証券が高い
(6)値下がりは3業種のみ。下落率トップはニッスイなど水産・農林


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 半導体 市況回復期待でアンワインド相場始まる
2(4) 半導体製造装置
3(5) 円高メリット
4(3) 人工知能
5(6) JPX日経400
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)



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