2月3日
日経平均 2万7509.46円(107.41円高)
TOPIX 1970.26(5.09ポイント高)
長期金利(新発10年国債) 0.485%(-0.010)
1ドル= 128.59 - 128.62(0.06円高)
1月30日 2万7433円 11億3070万株 2兆7730億円
1月31日 2万7327円 12億0542万株 2兆9196億円
2月1日 2万7346円 11億0900万株 2兆8570億円
2月2日 2万7402円 11億9648万株 2兆8939億円
2月3日 2万7509円 13億9667万株 3兆2175億円
■株探ニュース 2023.2.4
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今週の【早わかり株式市況】4週続伸、FOMC無難通過で小動きに終始
■今週の相場ポイント
1.日経平均は4週連続で上昇、前週大幅高に続き堅調
2.春節明け上海市場は上値指向、市場心理の支えに
3.米0.25%利上げ、金融引き締め早期打ち止め期待も
4.米ハイテク株買いの流れに、東京市場も追随
5.日経平均は2万7500円近辺で終始小幅な値動き
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比126円(0.5%)高の2万7509円と、4週連続で上昇した。
今週は、週を通じてボラティリティの低い地合いだった。
週半ばに注目イベントのFOMCがあったが、これを無難に通過すると、ほかに新規の手掛かり材料がなかった。
日経平均は2万7500円近辺で終始小幅な値動きを続けた。
週明け30日(月)は、日経平均が小幅高と堅調にスタート。
前週末の米国株市場でやや買い疲れ感がみられたほか、東京市場で直近まで相場水準が大きく切り上がっていたこともあり、上値の重い展開を余儀なくされた。
ただ、春節明けの上海株市場が強さを発揮して上値指向を続けたことが市場心理の支えとなり、方向感が乏しいながらも小幅に上昇して引けた。
31日(火)の日経平均は反落。
2月1日(日本時間2日未明)に判明する米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を前に、買い手控えムードが強まった。
1日(水)も上値の重い展開が継続。
FOMCに加え、米大手ハイテク企業の決算発表を控えていることも様子見ムードを助長した。
日経平均は朝高後に漸次水準を切り下げ、結局小幅プラス圏で着地した。
注目されたFOMCでは、事前の予想通り0.25%の利上げが決定。
その後、パウエル議長が会見でインフレの伸び率鈍化に言及し、米株市場では金融引き締め策の早期打ち止めへの期待感からハイテクセクターを中心に買いが集まった。
2日(木)の東京市場も、この流れに追随する形で上昇。
上値は引き続き重たかったが、日経平均は2万7000円台前半で頑強な値動きをみせた。
3日(金)も米株市場でのハイテク株買いの流れを受け、東京市場も買い先行の展開となった。
日経平均は終値で2万7500円をわずかに上回って引けた。
来週は、日銀の後任人事が最大の焦点となるだろう。
政府は10日に総裁人事案を国会に提示するとみられ、黒田総裁の後任が明らかになれば日経平均は上下どちらかに放れることが想定される。
重要イベントとしては、国内では7日に発表される12月景気動向指数、前述した10日の日銀人事案の国会提出(予定)、同日のオプションSQ算出が注目される。
海外では、7日のワシントン・エコノミッククラブにおけるパウエルFRB議長の講演、10日に発表される中国1月の消費者物価指数と生産者物価指数に注視が必要だろう。
■日々の動き(1月30日~2月3日)
1月30日(月) 小幅続伸、欧米株高や中国株堅調を受け買い優勢
日経平均 27433.40( +50.84) 売買高11億3070万株 売買代金2兆7730億円
1月31日(火) 3日ぶり反落、米・アジア株安で利益確定の売り優勢
日経平均 27327.11( -106.29) 売買高12億0542万株 売買代金2兆9196億円
2月1日(水) 小反発、朝高もFOMCを控え上値の重い展開
日経平均 27346.88( +19.77) 売買高11億0900万株 売買代金2兆8570億円
2月2日(木) 続伸、米ハイテク株高を受け買い優勢
日経平均 27402.05( +55.17) 売買高11億9648万株 売買代金2兆8939億円
2月3日(金) 3日続伸、米ハイテク株高を受け半導体関連が買われる
日経平均 27509.46( +107.41) 売買高13億9667万株 売買代金3兆2174億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、22業種が値下がり
(2)値下がり率トップとなったINPEXなど鉱業をはじめ、
出光興産など石油、三菱マなど非鉄といった資源株が大幅安
(3)三井不 <8801> など不動産、大成建 <1801> など建設、JR東日本 <9020> など陸運といった内需株が総じて安い
(4)金融株も軟調。東京海上など保険、三菱UFJなど銀行が大きく売られた一方、
野村など証券は値を保つ
(5)東エレクなど電機、オリンパスなど精密機器、ダイキンなど機械といった輸出株は堅調
(6)値上がり率トップは川崎汽など海運
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(2) パワー半導体
2(1) 半導体
3(6) インド
4(14) 人工知能 オープンAIになだれ込む巨額資金が暗示する未来
5(4) 鉄鋼
※カッコは前週の順位
株探ニュース(minkabu PRESS)
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