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日経平均、来週も上値の重い展開か

2022年12月11日 | 捕らぬ狸の経済


  12月9日
  日経平均 2万7901.01円(326.58円安)
  TOPIX 1961.56(20.06ポイント高)
  長期金利(新発10年国債) 0.250%(変わらず)
  1ドル= 136.34 - 136.36(0.36円高)


12月5日 2万7820円  10億6925万株 2兆6402億円
12月6日 2万7885円  10億1622万株 2兆5865億円
12月7日 2万7686円  10億4570万株 2兆6362億円
12月8日 2万7574円  10億9111万株 2兆6997億円
12月9日 2万7901円  11億2588万株 2兆9321億円

株探ニュース 2022.12.10
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今週の【早わかり株式市況】2週ぶり上昇、方向感見えにくいなか週末大幅高

今週の相場ポイント

1.日経平均は2週ぶりの上昇、方向感見えにくいなかも週末はリスクオンに
2.FRBによる金融引き締め長期化思惑で、米リセッション懸念が相場の重荷
3.中国ゼロコロナ政策緩和の動き、香港株高などポジティブ材料として働く
4.米国株主導で日経平均が売られるなかも、中小型の個別株物色意欲は旺盛
5.週末は米株高とアジア株高に支えられ、日経平均は300円超の上昇みせる


週間 市場概況

今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比123円(0.44%)高の2万7901円と2週ぶりの上昇となった。

今週は米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め長期化に伴う米景気後退への警戒感が上値を重くする一方、中国のゼロコロナ政策緩和の動きが香港株高を誘発するなどポジティブ材料として働く場面があった。
週末9日はメジャーSQ算出日だったが、寄り付きから強気優勢の地合いで日経平均は300円超の上昇をみせた。


週明け5日(月)は日経平均が小幅ながら上昇した。
前週末発表された米雇用統計は市場予測を上回る強い内容で米株市場では引き締め強化を警戒。
NYダウはいったん売り込まれたが、その後持ち直しプラス圏で引けたことで東京市場でもセンチメントが改善した。
ただ、為替が円高に振れたこともあって上値は重かった。

6日(火)も同様に上値こそ重かったものの、日経平均は粘って続伸。
前日にNYダウが急落したことで朝方はリスク回避目的の売りがかさんだが、その後は下値抵抗力をみせた。
為替市場で円安基調となったことや中国のゼロコロナ政策緩和の動きが下支え効果をもたらした。

しかし7日(水)は軟調な地合いで日経平均は200円弱の下げを余儀なくされた。
NYダウが前日に続いて大きく値を下げたことで投資家心理が悪化。
もっとも、中小型の個別株物色意欲は旺盛で値上がり銘柄数が値下がり数を上回った。

8日(木)も売りに押される展開に。
米ハイテク株安が嫌気され、半導体関連などを中心に下値模索の地合いとなった。

そして週末9日(金)は大幅反発。
前日の米株市場では、新規失業保険申請件数が増加したことで利上げ長期化への懸念が後退し主要株指数が上昇、これを引き継いで東京市場も終始強い動きをみせた。
香港株をはじめアジア株が高かったことも追い風となり、日経平均は300円超の上昇で2万7900円台まで上値を伸ばした。


来週のポイント

来週は、13~14日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目される。
米国の金融政策に変化があれば、市場は荒れる可能性もあるため警戒が怠れない。
そのほか日本市場では来週からIPOラッシュとなる。
大型IPOも複数あり、これらをどうこなすかにも関心が集まる。


重要イベントとしては、国内では12日朝に発表される10-12月期法人企業景気予測調査、14日朝に発表される12月日銀短観と10月機械受注が注目される。
海外では13~14日の米FOMC、13日発表の米国11月消費者物価指数、15日に発表される中国11月の小売売上高と11月鉱工業生産、米国11月の小売売上高と鉱工業生産に中止が必要だろう。


日々の動き(12月5日~12月9日)

12月5日(月) 小反発、主力株が高安まちまちで上値は重い
       日経平均 27820.40( +42.50) 売買高10億6925万株 売買代金2兆6402億円


12月6日(火) 続伸、円安や中国ゼロコロナ政策緩和で買い優勢
       日経平均 27885.87( +65.47) 売買高10億1622万株 売買代金2兆5865億円


12月7日(水) 3日ぶり反落、米株安を受けリスク回避の売り優勢
       日経平均 27686.40( -199.47) 売買高10億4570万株 売買代金2兆6361億円


12月8日(木) 続落、米リセッション懸念も香港株高が下支え
       日経平均 27574.43( -111.97) 売買高10億9111万株 売買代金2兆6996億円


12月9日(金) 3日ぶり急反発、米株高を受けハイテク株中心に買い優勢
       日経平均 27901.01( +326.58) 売買高11億2588万株 売買代金2兆9321億円


セクター・トレンド

(1)全33業種中、21業種が値上がり
(2)フジクラなど非鉄が値上がり率トップ、2位に日本製鉄など鉄鋼と、素材株が大きく買われた
(3)日産自など自動車、ソニーGなど電機といった輸出株が総じて軟調も、SMCなど機械は堅調
(4)内需株はファストリなど小売り、JTなど食料品が高く、エムスリーなどサービスや三菱倉など倉庫・運輸は安い
(5)金融株はまちまち。第一生命HDなど保険、三菱UFJなど銀行が買われ、野村など証券は売られた
(6)値下がり率トップはINPEXなど鉱業


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)

1(12) 円高メリット  円安に歯止めかかり見直し機運膨らむ
2(2) パワー半導体
3(1) 地方銀行
4(51) ドローン  「レベル4」解禁で関連株に視線集まる
5(3) 半導体
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)


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