ゆめ未来     

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死せる獣 殺人捜査課シモンスン

2017年06月19日 | もう一冊読んでみた
死せる獣/ロデ&セーアン・ハマ  2017.6.19

ロデ&セーアン・ハマの作品は、初めて読みました。
死せる獣 殺人捜査課シモンスン』です。

学校の体育館で、首を吊られた男5人の遺体を、この学校の生徒が発見する。
この部分が一番劇的な場面で、それ以外は大きな盛り上がりに欠ける作品でした。

どこか読みにくいところがあり、筋が途中でぷっちんと切れ、話を見失ってしまう。
ぼくの頭のせい、歳のせいかと考え込んだ。

 彼は僕に、一握りの人間が既存の秩序に対して反旗を翻すことで世界が変わると思うかと尋ねたことがあります。そして彼自身がその答えを教えてくれました。その答えはシンプルですが真実なのです。世界というのはいつもそのようにして変わってきました。

 「あのあばずれから乳房を引きちぎってやる」
 「ためだ。大人しくしていなさい。黙っているんだ。」

 「君よりも上の立場にいる人間は、そういう言葉を飲み込んできたからその立場にいるんじゃないかな」

 「あなたは何が起こったのかと聞きましたけど、何が起きたかというのは、これから何が起こるかに左右されるのであって、過去そのものではないんです。だから何度も練習するんですよ」

 気持ちよく始まった朝は、おぞましい終わり方をすることになる。

  『 死せる獣 -殺人捜査課-/ロデ&セーアン・ハマ
      /松永りえ訳/ハヤカワ・ミステリ
 』


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