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日経平均、先行き堅調か

2023年05月21日 | 捕らぬ狸の経済


  5月19日
  日経平均 3万0808.35円(234.42円高)
  TOPIX 2161.69(3.84ポイント高)
  長期金利(新発10年国債) 0.400%(+0.020)
  1ドル= 138.11 - 138.13(0.30円安)


5月15日 2万9626円  14億4844万株 3兆1715億円
5月16日 2万9842円  16億0419万株 3兆5529億円
5月17日 3万0093円  14億2804万株 3兆3543億円
5月18日 3万0573円  14億2633万株 3兆8007億円
5月19日 3万0808円  12億7383万株 3兆4098億円


株探ニュース 2023.5.20
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今週の【早わかり株式市況】6週続伸、上昇加速し約33年ぶり高値圏に浮上

今週の相場ポイント
1.日経平均は6週連続上昇、33年ぶり最高値圏に
2.先物主導で買い優勢の展開、米国株安でも上昇
3.円安の追い風も、半導体など輸出セクター買われる
4.米株市場では債務上限問題への過度な警戒感後退
5.バブル後高値更新で、新トレンド入りとの見方も


週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比1420円(4.8%)高の3万808円と、6週連続で上昇した。

今週は相場上昇が一気に加速した。
先物主導で買いの勢いが強まり、日経平均・TOPIXとも上値追いを続けて33年ぶりの水準に浮上。
バブル経済崩壊後の最高値圏を突き進む展開となった。


週明け15日(月)の東京株式市場は買い優勢でスタート。
前週末の米国株市場が冴えない展開だったものの、東京市場では先物主導で主力株中心に買いが入った。
外国為替市場での円安進行も輸出セクターを中心に追い風に働いた。

16日(火)もリスクオンの流れは止まらなかった。
TOPIXは一足先に1990年8月以来約33年ぶりの高値圏に浮上、日経平均も3万円大台まであと一歩の水準まで上昇した。
この日の東京市場が終了した後、欧州株市場では主要国の株価指数が総じて安く、米株市場もNYダウが大幅安となるなどリスク回避ムードが高まった。

しかし、翌17日(水)の東京市場は引き続き強気優勢の地合いを維持。
空売り筋の買い戻しも巻き込み、日経平均は3万円台回復を果たした。

18日(木)の東京市場はなおも上昇継続。
前日の米株市場が債務上限問題に対する過度な警戒感の後退で高く引けた流れを受け、上値追いに拍車がかかった。
円安進行を受けて輸出関連株、なかでも半導体関連株に大きく上値を伸ばす銘柄が相次いだ。

19日(金)は日経平均がついにバブル後の最高値を更新。
終値は3万808円で2021年9月高値(3万670円)を上回り、TOPIXと同じく1990年8月以来約33年ぶりの高値圏に浮上した。
バブル後高値をクリアしたことで、東京市場が新たなトレンドに入ったとの見方が強まっている。


来週のポイント
来週は日経平均3万円台がこのまま定着するか否かがポイントとなりそうだ。
今週の上昇で過熱感は更に高まっており、一旦は調整を挟んでもおかしくはない。
ただ、トレンドは上向きであり、仮に調整を入れるならばそこは買い場となる可能性が高そうだ。


重要イベントとしては、国内では22日朝に発表される3月機械受注が注目される。
海外では22日に発表される中国人民銀の5月最優遇貸出金利、23日発表の米国4月新築住宅販売件数、26日に発表される米国4月の個人所得と個人消費支出に注視が必要だろう。


日々の動き(5月15日~5月19日)
5月15日(月) 3日続伸、先物主導で主力株中心に買い優勢
       日経平均 29626.34( +238.04) 売買高14億4844万株 売買代金3兆1715億円


5月16日(火) 4日続伸、主力株を中心にリスク選好の買い継続
       日経平均 29842.99( +216.65) 売買高16億0419万株 売買代金3兆5529億円


5月17日(水) 5日続伸、半導体関連が買われ3万円大台回復
       日経平均 30093.59( +250.60) 売買高14億2804万株 売買代金3兆3542億円


5月18日(木) 6連騰、米株高を受けリスクオンの流れが加速
       日経平均 30573.93( +480.34) 売買高14億2633万株 売買代金3兆8007億円


5月19日(金) 7日続伸、海外筋の買いが続き33年ぶりの高値圏
       日経平均 30808.35( +234.42) 売買高12億7383万株 売買代金3兆4097億円


セクター・トレンド
(1)全33業種中、28業種が上昇
(2)上昇率トップはソニーGなど電機、次いでダイキンなど機械が大幅高
  円安進行を受け輸出株はHOYAなど精密機器、ホンダなど自動車も高い
(3)リクルートなどサービス、ファストリなど小売、鹿島など建設といった内需株も堅調
(4)金融株は東京海上など保険、オリックスなどその他金融が大きく買われた
(5)景気敏感株はまちまち。大阪チタなど非鉄は買われたが郵船など海運は売られた
(6)下落率トップはENEOSなど石油


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(3) 半導体
2(2) 生成AI
3(1) インバウンド
4(6) TOPIXコア30  外国人買い流入で注目度高まる
5(5) パワー半導体
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(mink
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