■ゆうれい居酒屋/山口恵以子 2022.5.16
azuminoさんが 安曇野ジャズファンの雑記帳 で紹介されていた山口恵以子著 『 ゆうれい居酒屋 』 を読みました。
azuminoさん、おもしろかったです。
お酒を飲みながら、この本を読んでいると、前から “すっ” と、料理が出てくるような気がします。
お店を訪ねる度に、どんな料理が出されるか、毎回、すごく楽しみに読みました。
居酒屋でのよもやま話ですから、話題は豊富。
そんな話のなかで、分からないものもあります。
当然、分かるものも。
『 舞踏会の手帖 』は、映画ですか。
口ではそう言いながら、頭の中では 「 またとお化けは出ない 」 という居酒屋の常識を思っていた。
女性はニッコリ笑って名刺をくれた。「尾局與(おつぼねあたる)」と書いてあった。後で知ったら高名な占い師で、.........。
その能力を維持するためには修練と節制が必要で、暖衣飽食してはダメなのだという。だから能力のある人間は大抵痩せている。肥った超能力者や占い師は信用しない方が良い、とも書いてあった。
「傍若無人を絵に描いたみたいなコンビね。まさに 『 傍に人無きが若し 』 」
「ステキな方ですね。これで料理が上手いんですもの。 金のわらじを履いて探したって見つかりませんよ 」
「ここ、店はシケてるけど、結構気の利いたもん出してくれるんだよ」
「資さん、失礼よ、『 時代がついてる 』って言わなくちゃ」
「俺に言わせりゃ 『 舞踏会の手帖 』 だけど」
「新小岩の居酒屋に連れてきて『 舞踏会の手帖 』はないでしょ」
秋穂が混ぜっ返すと、資は「確かに」と頷いた。
巻末には、この居酒屋で出された料理のレシピ 「 ゆうれい居酒屋 時短レシピ集 」 が載っています。
このレシピ集のなかから一品作ってみました。
油揚の味噌チーズ挟み
作り方は、いたって簡単です。
油揚を半分に切り、切り口を広げ、内側に味噌(ぼくは)作り置いてあった柚子味噌を塗り、とろけるチーズをなかに詰める。
トースターで4分程焼けば完成。
たまたま、作り置いた柚子味噌を塗ったが旨かった。
美味しい酒の肴になります。
『 ゆうれい居酒屋/山口恵以子/文春文庫 』
azuminoさんが 安曇野ジャズファンの雑記帳 で紹介されていた山口恵以子著 『 ゆうれい居酒屋 』 を読みました。
azuminoさん、おもしろかったです。
お酒を飲みながら、この本を読んでいると、前から “すっ” と、料理が出てくるような気がします。
お店を訪ねる度に、どんな料理が出されるか、毎回、すごく楽しみに読みました。
居酒屋でのよもやま話ですから、話題は豊富。
そんな話のなかで、分からないものもあります。
当然、分かるものも。
『 舞踏会の手帖 』は、映画ですか。
口ではそう言いながら、頭の中では 「 またとお化けは出ない 」 という居酒屋の常識を思っていた。
女性はニッコリ笑って名刺をくれた。「尾局與(おつぼねあたる)」と書いてあった。後で知ったら高名な占い師で、.........。
その能力を維持するためには修練と節制が必要で、暖衣飽食してはダメなのだという。だから能力のある人間は大抵痩せている。肥った超能力者や占い師は信用しない方が良い、とも書いてあった。
「傍若無人を絵に描いたみたいなコンビね。まさに 『 傍に人無きが若し 』 」
「ステキな方ですね。これで料理が上手いんですもの。 金のわらじを履いて探したって見つかりませんよ 」
「ここ、店はシケてるけど、結構気の利いたもん出してくれるんだよ」
「資さん、失礼よ、『 時代がついてる 』って言わなくちゃ」
「俺に言わせりゃ 『 舞踏会の手帖 』 だけど」
「新小岩の居酒屋に連れてきて『 舞踏会の手帖 』はないでしょ」
秋穂が混ぜっ返すと、資は「確かに」と頷いた。
巻末には、この居酒屋で出された料理のレシピ 「 ゆうれい居酒屋 時短レシピ集 」 が載っています。
このレシピ集のなかから一品作ってみました。
油揚の味噌チーズ挟み
作り方は、いたって簡単です。
油揚を半分に切り、切り口を広げ、内側に味噌(ぼくは)作り置いてあった柚子味噌を塗り、とろけるチーズをなかに詰める。
トースターで4分程焼けば完成。
たまたま、作り置いた柚子味噌を塗ったが旨かった。
美味しい酒の肴になります。
『 ゆうれい居酒屋/山口恵以子/文春文庫 』
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