令和4年(2022) 3月6日に、 日本臨床歯周病学会九州支部第2回教育講演会が行われました。
約3年ぶりに、博多区でのオンサイト開催となり、参加してまいりました。
前半は、九州支部の先生方3名による発表でした。
後半は、Dr & DHコラボ講演で、
関西支部の先生と衛生士による、「デジタルコミュニケーションが加速する中でアナログの重要性を再考する」と題した発表でした。
コロナ禍でありましたので、もしも現地に行けなかった事も考えられ、発表は全て録画されての発表でした。
この10年で歯科業界も随分とデジタル化が進みました。
当院でもレントゲンはデジタル化されてそろそろ10年経過したでしょうか(いつからだったか記憶もないくらいです)
そして、歯型を採る事もデジタル化され、シリコンで採るよりも患者さんにとっては随分と楽になりました。
まだまだ導入されている歯科医院は少ない中、当院でも2019年から導入し活躍しています。
今回の講演を聞き、歯型を採るだけでなく様々な事に活用することができそうでした。
次の講演は、
「歯周基本治療で治る!歯周基本治療で治す!」と題したコラボ発表でした。
歯周基本治療とは、患者さんのご希望が多い、かぶせ物をする前のとてもとても大切な工程なのですが、
お口の中の環境を整える、基礎となるところです。
セルフケアをマスターすることや、私たち歯科衛生士が歯を傷つけないよう歯石を取り、
一見とても地味な治療に見えるかもしれませんが、ここで手を抜くと後々、再治療を繰り返してしまうことになりかねません。
どの歯科医院でも、この基本治療の難しさを感じているようでした。
久しぶりに現地開催に参加し、久しぶりにお会いできた方もいて
これから少しずつ、日常が戻ってくるのかなと感じました。
医院内でいろんな地域の講演や日頃聞けないセミナーなどをWEBで聴ける事もとても良かったですが、
発表者にとっては、現地で実際に聞いてくださっている方たちの反応を見れる事は
発表後の達成感も違うだろうなと感じました。
私自身も、今年は二つほど、発表などが控えているため、頑張ろうと思いました。
(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター
(佐賀県 鳥栖市)
TEL : 0942-81-5410
歯科衛生士 小川希和子