徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

奈良国立博物館で「忍性展」を見てきました

2016-08-31 09:59:45 | アート・文化
昨日の午後、時間があいたので前から少し気になっていた「忍性展」を見に行きました。
奈良国立博物館は、奈良県庁の東南500mくらいの位置にあります。


少し入った芝生には鹿もいました。

さて、忍性展のことですが、


忍性というお坊さんは今から800年前に現在の奈良県磯城郡三宅町屏風という所で生まれました。
武士の子供として生まれたのですが、争いを好まず、お坊さんになって文殊菩薩の力を借りて多くの人を救ってほしいという母が亡くなる直前の遺言にしたがい16歳でお坊さんになりました。

その後大和郡山市の額安寺で修行を重ね、17歳で東大寺で「忍性」という名をいただきました。

その後熱心に布教活動と社会奉仕をされた「行基」さんにあこがれ生駒の竹林寺で修行をつみました。
7日間の断食や昼夜を問わずの真言など本当に厳しい修行でした。

24歳で西大寺の「叡尊」さんの弟子になり、布教活動と社会奉仕をはじめました。
特に、ハンセン病患者への救済に熱心に取り組みました。「北山十八間戸」という施設を27歳のときにつくりました。

36歳になったとき、一念発起して、関東へ行き、常陸や鎌倉で大いに活躍されました。

簡単に書くとこういう感じですが、生涯にわたり、「笑顔」を絶やさず、弱い人を仏教という教えと実際の施設や人の援助で助けた功績は大きいものがあります。
それで、後醍醐天皇から「菩薩」という称号を与えられたそうです。

新館でのこの展示は関連する仏像や絵画、書籍、アニメもあり見ごたえがありました。国宝や重要文化財が多数ありました。

また、地下通路でつながっている旧館の「仏像展」も4月にリニューアルされ、非常にすばらしいものでした。

一度、行かれることをお勧めします。




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