室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

雨の月曜・ミントンハウス

2010-05-26 12:35:12 | Weblog
このところ一日おきに、雨→快晴→雨→快晴をくりかえしていますね。

一昨日の月曜日。雨の中、西荻窪のミントンハウスへ《阿部寛トリオ》のLIVE を聴きに行きました。

いつもの生ギター阿部さん(この日はGibson L5 1934年製 17inch)ベースの小林真人さん(雨なのでハウス楽器の”酒トラディバリ?)に、ゲストは小林淑郎さん。



常に飄々としていて、枯れているかに見えて、実はなかなかに艶っぽい、独特の個性です。

『鈴掛の径』・・小林さんのは初めて聴いたと思いますが、良かったです。決して力むことなく、ここぞという場面でキッチリ主張して気がつくと世界ができている・・。そんな感じの演奏です。

『白い渚のブルース』も小林さんの演奏は初めて聴いたと思いますが、波際のまぶしい映像が思い浮かびました。



無形文化財・・的な存在です。           

70代になった時に、自分の気に入った活動の場を持ち、自信なりある程度の自負を持って演奏し続けていられたらいーなー、と思います。それこそ”素晴らしい人生”です。


先日の新宿ジャズ・フェスティバルでの小林淑郎さん、清水万紀夫さんの共演を楽しみにしていたのですが、時間的に見られなくて残念でした。ところが、それを「見てました」という方が、この日のミントンに来ていました。

小林淑郎さんのファンで、ご自身もバンジョーを演奏するという関さんという方です。お見かけした事がある、と思ったら《バンジョー兄弟》というグループのメンバーでした。そして、横須賀在住。私より遠くから来る方は少ないのでビックリ! 一緒に湘南新宿線に乗って談笑しながら帰りました。