室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

オニの撹乱

2010-05-29 13:00:38 | Weblog
先週までの異常な元気さがウソのように、今週は『オニの撹乱』にみまわれ、ぐすぐす、ゲホゲホ、ダラダラしております。

「明日は元気になるでしょう!」と毎日宣言している割りに、一向に変わりませんなー。

そもそも遅めの花粉症が来たか・・とずっと思っていたのですが、今週月曜日あたりから咳が出たりして、昼間だらだらしている割りに、夜もよく寝られるのです。先週までの睡眠不足(不足と思ってはいなかった)を一気に解消するかのようです。

時々咳き込むので、しょっちゅう『リコラ』を舐めています。はじめはガマガエルみたいな声でしたが、今は淡谷のり子調になりました。「アナタ、早くよくならねばー。気合いが足りないんだべさー」

皮膚は過敏になっているような気がするし、背骨もギクシャクするのですが、熱が大したことなくて、高くて36.6℃。その後は35.8℃。さらに34.8℃(シチズン体温計、壊れてないかい?)

誰かのせいにしたくて、よーく思い出してみたら、先週の日曜日の銅鑼でのLIVE の時、ものすごく寒かったのでした。きっと銅鑼でエアコンの冷風の直撃を受けたせいでしょう。


閑にあかしてTV を見ると、首相が「お詫び申し上げます」と謝っています。
しょうがないなー、『県外移設』なんて出来そうもない事を出来るかのように言っていたんだから・・。

でも、「決断力が無い」とか「優柔不断で言動が分かりにくい」とか、マスコミも、マスコミに煽られた一般市民も言いたい放題だけど、じゃあ、代わりに方策は有ったの? 

米軍を100% 排除するとなると、日本は国防を完全自立しなければならくなる。→平和憲法の放棄。→戦前の軍国主義への回帰。

「いまどき、そんな方向に行くわけないでしょう?」と自民党のオエラ方が以前言っていたけど、付和雷同、マスコミに一斉に踊らされる日本国民が、そっち方向に突っ走らない保証が無くなる事態が生じるわけでしょう?


方策を色々と画策した挙げ句に「見つかりませんでした。ごめんなさい。」とオープンに見せることそのものが《民主主義》じゃないですか? インパクトの強い、センセーショナルなものを常に探しているマスコミは、すぐに《決断力》《指導力》と言うけれど、田中角栄が良かったんですか? 小泉純一郎が良かったんですか? 石原慎太郎のどこがいいんですか?

私は音大でだったけれど、「真の《民主主義》は只の多数決ではなく、少数意見にも耳を傾け、その旨を何らかの形で記録に残して進むものである。」と学びました。


国民総出で「ダメな首相」と大合唱するのでなく、代替案を述べたらどーなの?

私の個人的な意見は、辺野古への移設に反対です。普天間の方々には申し訳ないけれど、基地のすぐ側の危険を排除する方策をとる事にするべきだと思います。余所の基地では基地と一般住宅地の間に『クリーン・ゾーン』を1km 位は取っているそうです。それなのに、普天間では本来『クリーン・ゾーン』であるべき所に小学校や、保育園が建っているそうです。

小学校や保育園を移設する訳にはいかないの? 

それと、北マリアナ諸島のテニアンが「米軍基地を受け入れたい」とニュースで一時言っていたのはどうなったの?


確かに、民主党の期待はずれは否めません。『戦略室』なんてより積極的な政策のビジョンが有りそうな機関を創ったのに、何の機能もしていない。政権の移行による混乱はある程度は仕方ないでしょう。でも、沖縄問題ばかりでなく、国民に夢を見せて、大きく落胆させたら落とし前はつけないといけないでしょう。

でも、国民も無責任にマスコミに煽られるだけでなく、案を考えるべきじゃないの?


んー、ゴマメの歯ぎしりしてたら、体温上がってきたか? 36.4℃ 大したことないか・・。