分かっていてもなかなかできません!
不安が先立つのは人間には防衛本能があるからで
だからこそ物事に動じない不動心を養わねばなりません。
私の生活は
平成元年から岐阜市江添のタイヤ屋にほぼ張り付ていて
タイヤと共に タイヤのように無言?で働き
世の移ろいに翻弄される自分自身の様を楽しんでいる感じです。
仕事が上手く行って業績が上がって得意の時も
逆にこっちが長いのですが
上手く行かなくて業績が下がる中で迷いに迷う時も
人生にやってくる短い上げ潮も長い長い下げ潮も
海辺で波しぶきを浴びて
ウロウロオロオロする自分を見つめる目があります。
人生の経験を多少積んだいま
未曽有のコロナ危機に際して これからの不安が湧きたちますが
永年の零細企業経営はいつもいつもピンチに連続なので
それをうっちゃる見方を憶えました。
それが先行きの不安を見つめるより
今あることへの感謝へ募らせることを優先すること、これに尽きます。
が 煩悩が燃え盛りますので それを断ち切るのが不動明王様だと教わりました。
平常な時は 直ぐ転換が出来るのですが
ピンチを感じるとそうはいきません 固まってしまうんです。
不安が湧きたつと浮足立ってしまい正常な判断が出来ません。
地に足を付けることが大事になります。
地に足を付けるには とにもかくにも今までやって来れたことに感謝すること。
すると不思議や不思議 平穏がやってきます。
心のどこからか「大丈夫だ、大丈夫だと囁きが聞こえる気がします」
なかなかそう簡単にはいきません
不安が心を占領してしまうと ダメだダメだが支配的になります。
今回もそうでした葬式やら怪我やら退職やらが押し寄せた上に
タイヤ交換でヘロヘロになり余裕を失いました。
やっとタイヤ交換作業が落ち着いて平常心を取り戻して
今あることに感謝の念を向けれるような余裕が出てきた感じです。
一連の出来事は
自分に耐久力を高めるために起こった試練なのかもしれません。
正面から受けつつも受け流していく
タイヤに求められるしなやかさを身に付けろということでしょうか。
地域の環境も大きく変化し
平成の初期には周りは田んぼだらけで どこかのどかな雰囲気がありましたが
令和の今は 田んぼは一枚もなくなり
用水も暗渠となって自然が消えて都市化が進みました。
本道から中に入った所ですが
昔も今も 人の往来は頻繁で
大型スポーツのヒマラヤ本館さんと
ゴルフ本館が大勢の来店客で駐車場はいつも車がたくさん駐車しています。
12日午後12時45分の状況
ところがここ一週間 めっきり駐車数が減っているのを感じます。
おそらく自粛要請の影響でしょうが
こんなことは始めてです、
大型台風が来ようが
大雪で交通が不便であっても たえず入れ代わり立ち代わり車の出入りがありました。
目測では平常時の半分でしょう 入り口付近から離れた所はガラガラです。
当社においても
昨日は一日中タイヤ交換の依頼でお客様がお越しくださいましたが
今日は午後から天候が悪くなるからか
午前中に7台ぐらいの交換を行いましたが 昼からはまだ3台です。
どうやら「外出自粛要請」で 皆さん家の中で休養中のようです、
目っきり車の往来も少なくなりました。
先行きの見通しが見えない 大不況が来るなど
第二次世界大戦以後の最大のピンチを囁かれるコロナ問題の入り口に立って
浮足立つことは避けたいものです。
不動明王様の真言
ノウマク・サンマンダバザラダン・センダ・マカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン
ありがたいことです。