JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

映画 「日本暴行暗黒史 怨獣」

2008-03-28 | 映画(DVD)
シネマヴェーラ 「若松孝ニ 大レトロスペクティブ」

「日本暴行暗黒史 怨獣」1970年 若松プロダクション 監督:若松孝ニ

徳川さんの時代、2人の盗賊(吉三と庄太)が三千両の強奪に成功、しかし金に目がくらみ仲間割れ、もみ合う中、庄太が吉三を刺し逃走。今では醤油問屋の主に納まっている。吉三の女房と一緒になり、女房は吉三の子供を産み、そのまま死亡。後添えをもらい娘を我が子同様に育てている。一方、吉三は島流しにあい、15年の刑期を終え、復讐を計画。

これは、想像していた内容とは違った。そして意外なほどに面白かった。
我が子と知らずに手篭めにさせようとしたり、あれ、ちょっとスウィーニー・トッドとシチュエーションが似ているなぁ。
男2人の言い分には違いがあり、果たしてどちらの言い分が正しいのか?最後の方はやや人情噺じみて面白いんだ。2人の心情が変化していく。捕り物のシーンも良く、チャンバラ活劇の部分もある。
日本暴行暗黒史シリーズの4作目。戦前から戦後に至る象徴的な殺人事件の奥深い闇を描くシリーズで実録物?

復讐を狙う吉三の相方の10円禿の若い男。こいつの好色ぶりがピンク映画としての見所の一つ。すぐに夜鷹を買うし宿場の女中にも「女は国家だ」などとのたまいながら・・・

パートカラーは庄太と健気な後妻との閨。褪色が酷い所も含めて楽しめました。

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