陽水、再び

　昨年、なかなか取れなかった井上陽水
のチケットをついに手に入れ初めて
コンサートを観た。

　井上陽水が今度は地元、神奈川県民ホール
に来る。昨年に引き続いてのツアーだからか、
今回は楽にチケットがとれた。

　昨年、観たときは、これが人生、最初で
最後の井上陽水のコンサートだと思って観た
ので、１年たたずにもう１度、観られるとは
思ってもみなかった。

　井上陽水の好きな曲は沢山あるので、
昨年聴けなかった、曲もたくさんある。

昨年はベースなしで、ドラムではなくパーカッション
ギター、キーボードというバックの編成だったが、
今回はベース、ドラムを含む、編成で、普段は
HR/HMを愛する僕には今回のROCKな編成の方が
良かった。

　これだけでも来たかいが、あった。

１曲目、東へ西へで始まり、

　MakeUpShadow
なぜか上海
　海へ来なさい
　夏祭り
　ジェラシー
　夢の中へ

　これらは去年僕が観た日には
演奏しなかった僕の好きな曲だ。


　とくにジェラシーは、後追いだった
僕の、初めての陽水のリアルタイムの
ヒット曲で、ザ・ベストテンのスポット
ライトに出演して歌った陽水を観たのが
初めて観た動く陽水だった。

　もう３０年も前の話だ。

　レコードプレーヤーを持ってなかった
ので「あやしい夜をまって」のテープを
買ってもらって、歌詞の意味も解らずに
ジェラシーを聴きまくった。

　その思い出の曲ジェラシーを、
２０１２年の今、目の前で陽水が
歌っている。

　昔と変わらない、甘い歌声で。

井上陽水の初期の名曲に「人生が
２度あれば」という曲があるが、
たった１度しかない人生のごくごく
始まりの時期に出会った音楽を今なお
聴くことが出来る。

　音楽の奥深さを改めて感じさせられた。





↑↑当日のセットリスト。終演後ロビーに貼られていた。
なかなかいいサービスだと思う。


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