Insanity&Genius SATOSHIのBlog続編
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前回の続きです。

CoverdalePageのコンサートの前に
ふらりと立ち寄った渋谷の
河合サウンドシティーのSTMの
コーナーの壁に掛けられていたのは

ラージヘッド、ホワイトボディ、
ローズ指板、ブラックパーツ

まさしくリッチーブラックモアモデル
のSTM。

河合サウンドシティーの
オリジナルモデルだった。

すぐに近くのスタッフに試奏を
お願いした。

弾いてみた。

弾きやすさはもちろん
文句なし。

STMシリーズのネックだ。

僕が使っていたST314-55
よりもさらに薄く弾きやすく
なっていた。


では音は?

イマイチ、ピンとこなかった。

僕 「このギターのボディ材は
   何ですか?」

スタッフ「アルダーだと思いますよ」

僕「そうですか、このギター買いたいん
  で詳しく聞きたいんですが」

そのスタッフがこのギターの企画
をした別のスタッフを呼んでくれた。

それが今でも僕の全てのギターのリペア
や改造をお願いしているTさんとの
出会いだった。

僕「このギター、ルックスは最高なんです
  けど、音がイマイチ、ピンと
  こないんですがアルダーなんですよね?」

Tさん「いや、これはアルダーじゃなくて
    センだよ」


   ?????!!!!!!!

 アルダーではない!!!!!!

イマイチの理由はなんとなくそんな
気がしたわけではなかったのだ。

 そのあとTさんからこのラージヘッド
STMの制作の経緯やもう既に製造していない
10.5mm間隔の6本ネジのシンクロナイズド
トレモロユニットのフェンダーの工場に
残っていたもの全部買い占めて
搭載した話など興味深い話を
聞かせてもらいました。

そしてこのギターの第2弾を
作る予定だからどんなギター
がほしいか教えてくれるかと聞かれた
ので、僕の欲しいギターを細かく説明
したら約8か月後、その通りの
ギターを作ってくれました。

それが今も愛用のストラトキャスター
になったのです。






6本ネジのアームユニットは第1弾の時に
全て使用されてしまった為、
当時の標準のSTM、STSに使われていた
2点指示のタイプ。

特別な材を使うことによって
サスティーンが伸びなかった
STSの問題を解消して、2点支持
にすることによってより
チューニングの狂いが少なくなった
という説明を成毛滋のラジオで聴いた
のでこのユニットでよかった。

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僕がずっと使っているギターは
よく見ないとただリッチーのギター
と同じカラーの普通のストラトに
見えると思います。

実はベースとなるギター自体も
おそらく3~4本しか作られなかった
今はなくなってしまった
河合サウンドシティーの
オリジナルモデルです。

当時はカタログに載らない
各楽器店とメーカーで
制作されたオリジナルモデル
がよくありました。



僕はこのギターで動画も写真も
あげまくっているのですが、僕が
無名の為、他のオーナーから
同じギターを所有しているなど
の話は1度も聞いたことがありません。


ネットで調べたら1本、このギターを
作ってくれた方のところに修理の依頼
で来たのが1本と合計3本の存在が、
確認されただけです。

僕は成毛滋のラジオを聴いて
ギターの練習をしたので、
その当時も現在のギターの
前モデルにあたる Fender Japan
ST314-55を使っていました。

成毛さんはギターで1番大事なのは
弾きやすいことという考えで
通常のストラトキャスターより
短いミディアムスケールで、
ナローネックのギターである
ST314-55を発売からラジオで
おすすめしていました。

このギターは確かに弾きやすかったの
ですが当時の安いギターでよく使われて
いたBasswoodのボディーで良いとか
悪いとかよりも音のテイストが、
違うんです。

Basswoodは当時のギターによく
使われていただけあって
アマチュアバンドのライヴの
ギターの音を聴くと大体似たような
音を出していたのですが、
レコードで聴く音とは明らかに
違う安っぽさを感じました。

成毛信者だった僕でもST314-55の
音にはどうしてもこれはプロの
音ではないと不満を持っていました。

それともう1つRitchie信者でもある
僕はスモールヘッドだった
ST314-55のデザインもイマイチ
不満でした。

ボディは白で、ピックアップカバー、
とボリュームノブなどのパーツは黒
に交換してローズ指板までは真似したのに
ヘッドだけはどうにもなりませんでした。

その後ST314-55は後継機のSTM-55に
変わりましたが、ボディー材がBasswood
からポプラに変更になっておりこれも
やはりレコードの音とは程遠いもので
ヘッドの形状も相変わらずスモールヘッド
Fenderのロゴの文字がST314-55よりも大きく
なったぐらいであまり満足できませんでした。

カタログに載っている通常モデルには、
僕が欲しくなるようなギターは
ありませんでした。

それが忘れもしない1993年12月15日
Coverdale・Pageのコンサートに行くため
武道館に向かう途中に寄った
渋谷の河合サウンドシティー。


この店は成毛さんがラジオで
この店は信用できるとして
紹介していたので名前は知っていました。

中に入るとさすが成毛滋がおすすめする
だけあってFenderSTMのコーナーがあり
そこに衝撃的なものを見たのです。
というところで、今回はここまで。

続きはその2で。


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