僕の周りの人はみんな
知ってますが、全く酒は
飲めません。
飲まないのではなく
飲めないのです。
うちの両親も弟も誰も
飲まないし親戚も父方の
叔父さん一人だけビールを
飲みましたがあとは誰も
飲みません。
よく弟と
「酒が美味いわけがない。
本当は世界中がグルに
なって俺たち兄弟を騙して
いるんじゃないか?」
と話したりするぐらいです。
母方の叔母さんの旦那さん(要するに
血のつながりはない)は飲めたん
だけど、他に誰も飲まないのでよく
「四日市に行っても詰まんないな。
誰も飲まないんだもん」
と言っていた。
そういう具合なので、お盆でも
正月でも親戚が集まっても
誰も酒を飲まないし、酔っぱらっている
大人も見たことが無い。
血縁ではただ一人父方のおじさんが
はしっこで一人で黙々とビールを
自分でついで飲んでいた。
大学生になりビール
というものを飲んだ。
なんじゃこりゃ。
全く美味しくない。
美味いのかけらもない。
当時は飲まされるのが
当たり前の世の中で、
最初は飲めないと知らないので
ビールをコップで10杯ほど
飲まされた。
全部吐いた。
それから半年ぐらいは、
ビールの匂いを嗅ぐだけで
吐き気をモヨウした。
予想はしていたが酒は
体が受け付けないことを
悟った。
その後もほんの少しだけ
ビールを飲んでみたりしたが
気分が良くなることも、
酔っぱらうことも無く、
ビールコップ1杯飲んだだけで
風邪で高熱を出した時の
ように具合が悪くなるだけだった。
味はクソ不味いは飲めば具合が
悪くなるは、飲み代がかかるは、
いいことが1つもない。
こんなもの好き好んで飲むヤツ
は頭がおかしいとしか思えない。
それともう1つ嫌だったのは、
飲み会の時間と飲んで具合の悪い
間、ギターが弾けないこと。
時間の無駄遣いにしか
思えなかった。
ギターを弾けない時間を作らない
為に、当時大人のたしなみと
言われた麻雀も覚えなかったし、
石川県金沢市の大学に行っていたが
スキーに誘われても絶対に
行かなかった。
ま、スキーに行かない理由は数日前
にも書きましたが。
そんな暇があったら、音楽を聴きたいし
ギターを弾きたかった。
社会人になってからは、一応就職は
したけれど、ミュージシャンになることを
既に決意していたので、酒は一切、
口にしなくなった。
勧められても
「俺飲めないんだ」
と断る技もおぼえた。
音楽に関係ない飲み会は
全部お断り。
古代ローマ時代より人類の
歴史と切っても切れない
酒という魔法の飲み物。
世界中のみんなが最高に
美味いと喜んで飲む酒。
僕には、ファンタグレープより
美味い飲み物があるとは、到底
思えないが、きっと美味いん
だろう。
でも、僕は酒が飲めなかったこと
で損をしたとは思ったことはない。
むしろラッキーだと思っている。
美味いと思っていて飲めない
のは辛いだろうけど、
クソ不味い、飲んだら体調が
悪くなる毒薬なんぞ、飲めなくても
ちっとも悲しくない。
今月も、もちろん飲み代0円だゼ!
と、自分で沸かしてキンキンに
冷やした麦茶を飲みながら
書いてます。
あーウマい。
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