前々回からの続きです。
機材軽量化計画はフリダシに戻って
しまったので、考え方を変えてプリアンプを
小型のものを探してみることにしました。
僕はあんまり機材に興味がなく必要性を
感じない限り新しい機材を買って試したり
は、全くしないので久々に楽器店に行って
みると コンパクトエフェクターに真空管を内蔵した
ものがあるじゃないですか!?
これだ!
これを使えば大きく機材を軽量化できる!
ただプリアンプに真空管を使用していれば何でも
自分の好みの音が出るわけではなく大きく
分けて(僕が勝手に作った分け方ですが・・。)
3つのタイプがあります。
①あまり歪まないHR/HMに不向きなもの
②最初は良い歪み方なんだけど時間がたつ
と音が暴れ出すもの
③良い歪みのまま安定しているもの
もちろん③が一番いいのですが②と③の違い
はある程度長時間使ってみないとわからない
ので楽器店で試奏しただけではわからない
のですが僕が今所有しているJCM900も
DIGITECH2112もタイプ③で安定しています。
とりあえず中古でみつけたM社の真空管
内蔵OverDriveはディストーションサウンドは
なかなか良かったのですが残念ながら
タイプ②でもう1つ弱点はフットスイッチで歪みを
OFFにすると回路がバイパスになるので
ギターの音がプリアンプを通らずダイレクト
にパワーアンプに入るのでクリーントーンが
全く味のついてないただの真水のような
感じの音になって全く使えません。
次に見つけたのが今回の話の主役の
Huges&kettnerのTubemanです。
ネット上でクリーントーンが綺麗だとの評判だった
ので早速楽器店に試しにいきました。
なるほどクリーンは十分使えそうです。
そして問題となるディストーションサウンドですが
Huges&Kettnerはカイ・ハンセンが使っていて
知っていたのですがTubemanは小型なのに
ちゃんとHuges&Kettnerの音がします。
これは買って使ってみて判ったのですが
歪みもタイプ③で安定しています。
コントロール系はボリュームがクリーン、クランチ、
歪みの3つをそれぞれ独立して設定できて
フットスイッチで切り替えられるのでそれぞれ
の音色によって音量感の違いを
補正できます。
しかもデザインもカッコよく電源を入れると
中に真空管がオレンジ色に光っているのが
見える窓に青色でHuges&Kettnerのロゴが
浮かび上がりクリーン、クランチ、歪みにはそれぞれ
緑、黄、赤のインディケーターが付いています。
大きさはコンパクトエフェクター並とはいかないの
ですがギリギリ僕のエフェクターボードに入る
大きさです。
そして価格なんですが前述Marshallや
Digitechが皆15万円以上だったのに対して
今日現在左端に出ているネット通販では
38000円と高校生でも買えそう
な値段です。
欲を言えば空間系エフェクターを内蔵していて
くれたら完全にこれ1台で良かったのですが、
このサイズ、価格で全てを望むのは無理なので
これは別にBOSSのコンパクトエフェクターを
つないでいます。
ミュージシャンの機材は老舗のラーメン屋の
スープのように秘密にしておくべき
なのかも知れませんがこのTubemanは
あまりにコストパフォーマンスに優れていたので
書いてしまいました。
ただ音は個人の好みによる所が大きいし
15万のDightechに比べると音が
トランジスタっぽいところがあるので
もし買う時は楽器店で音を聴いてからに
して下さいね!!
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