Insanity&Genius SATOSHIのBlog続編
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暑いですね。お盆休みも半ばになりましたが
混んでいるところ、閑散としているところの
落差が、激しいですね。

地元、四日市の駅前に行ってきましたが、
ほとんどの店がお盆休みで閉まっていて、
まさに前述の後者の方で、
人通りもまばらでした。

で、昨日のRitchieBlackmore大絶賛論の
続きです。

今回のHardRock復活に関して数少ない、
Ritchieが語ったことは、まずBlackmore's
Nightをやめるわけではない、今でも自分の
コミットメントはBlackmore'sNightにある
ということ。

2つ目に、メンバーに起用するのは、
有名なミュージシャンではなく、
無名でも確実なプレーのできる人
ということだった。ドラマーに関しては特に
注文がうるさくて、スティックを回したり、
バスドラムを16個も並べるようなショウマンではなく、
堅実なプレーができる人と答えている。

この時点でもうグラハムの髪の毛のことなんて
忘れたのだろう。

この2つ目から考えれば、JoeLynnTurnerも、
DavidCoverdaleも参加はないことがわかる。

もし有名なミュージシャンとRainbowの
再結成があったとしたら、ディオ、コージーの2人
を含むものが最も多くの人が望んだことだろう。
しかし、もう2人ともいない。

1994年にDeepPurpleを脱退したとき2人は
まだ存命だったが、実際に復活させた
RitchieBlackmore'sRainbowには、
有名なミュージシャンは一人もいない完璧な
ニューバンドを作ってきたのにもかかわらず
Rainbowの名に恥じない演奏をやって見せた。

もっともツアーには、唯一の元Rainbowである
チャック・バーギが参加したが、コージーや
ロニーを参加させたのとは、意味が違うと思う。

ここからは推測だが、有名人とバンドをやるのは、
DeepPurple再結成で懲りたんではないだろうか?

まず、昨日ボロカスに書いてしまった、
DeepPurple再結成ツアーと、
HouseOfBlueLightツアーは、
Ritchie本人が、指が動かず、スライド・バーで
ごまかすプレーに逃げていただけでなく、
スタジオとは、打って変わって
全く高音が出ないイアン・ギランも重なって、
もう聴くに耐えない惨憺たる演奏だった。

これをライブ・アルバムで発売してしまうんだから、
MadeInJapanを生み出したあのバンドがこんなに
なってしまうとは・・・・。と、思ったものだった。

でも、やはり我らがRitchieはだまっちゃいなかった。

自分の、プレーは棚に上げ、イアン・ギランを
追い出した。

そして、後任に相応しい人物は見つからず、元
RAINBOWのジョー・リン・ターナーを呼び戻した。

この時点でもうRitchieの頭の中にバンド名が、
DeepPurpleだろうがRainbowだろうがもうどうでも
よくなっている。

こうして元Rainbow、3人のよって作られた
SlavesAndMastersアルバムは、なかなかの
仕上がりだったが、いざ、ツアーにでてみると、
今度はジョーが声の調子を崩して、またもや
イアン・ギランの二の舞を演じるガナルだけの
酷い歌。 
Ritchie本人のプレーは少し復調したが、
結局、ジョーは今度は、Ritchie以外の3人から
Purpleから追い出された。

これで、イアン・ギランが戻ってきちゃったもん
だから、この時に、ビッグ・ネームとやると
自分の思い通りにいかないことが多くなることに、
気づいたのではないか?

だから、そもそももう今回のRainbow再結成に、
歌は衰えているのに主張の強いジョーなんぞ
端っからお呼びでなかったのだろう。

デイビッド・カヴァーデルに関しても同じ結果
は目に見えている。
話ばかり大きくなって、ろくなもの
は作れそうにない上に、
1つ目のBlackmore'sNight
が優先ということまで、揺らいでくる。

だからこの何年もRainbow復活は
見えてこなかったのだろう。

ところが、そこにロニー・ロメロを
見つけた。

それでRainbow復活が動き出したということ
なんでは、ないだろうか?

で、ドラマーは、一番Ritchieをフォローできる
人物は、現在のドラマーということで、
見た目もあの小さなドラムセットに、Ritchieの
小さなアンプと、バランスがとれているではないか?

ベースは昔、サー・ロバート・オブ・ノルマンディー
と名乗って、Blackmore'sNightに長く在籍して、
来日もしている人物で、Blackmore'sNight脱退の
理由も家族と、一緒に過ごせる時間がほしいという、
大人の理由のため、ベーシストとしてRitchieは
気に入っていたのだろう。

で、キーボードだけは、
なぜ有名人イエンス・ヨハンソンを選んだのか
わからないが、Ritchie以外に経験豊富でロメロの
サポートをできそうな人物ということだろうか?

で、今回のライブ、1曲目がKillTheKingでなく
HighWayStarだったことも批判を浴びているようだが、
多くの期待を覆すRitchieらしい選曲だと思ったのだが、
本当は、KillTheKingはドラムがツーバスでないと、
厳しいので、ワンバスのデイビッド・キースに
向いていないからではないだろうか?

実際2曲目のSpotlightKidもワンバスに向かない
曲でこの曲の演奏はちょっと、いまひとつの
ような気がする。

バンド、全体がまだ、発展途上の感は否めない
ところはあったが、今回新たに、LEDの虹の
電飾を復活させたRitchieBlackmore'sRainbow
が、この3回だけで終わりということは、
ないだろう。

実際、Ritchieもやるなら来年という発言を
しているので、今度こそあの復活した虹の
アーチを生で見たいものだ。

できれば、ニューアルバムと共にツアーを
すれば、今度こそ多くの人を納得させる、
Rainbowを復活させてくれるだろう。

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 ご無沙汰です。

お盆休みで実家に帰省しております。

今年は、音楽活動も順調過ぎて、なかなかブログを
書く暇もないぐらい充実した活動が送れていてうれしい
限りなんですが、リスナーとしては、もう大事件の
RitchieBlackmore'sRainbowの復活についても、
書かないままになってしまいました。

もちろんYouTubeで復活Rainbowのライヴ動画は、
繰り返し、何度も何度も何度も、観ました。

で、どうやら、世間の多くの人が、今回のRainbowに
否定的で、がっかりしたという人が多いらしい・・・。

ま、何をやっても批判されることが、多いネットの
中では、酷評も仕方ないとはいえ、あまりにも
肯定する意見が少ない、いや、全然ないので、
これは、黙っているわけにはいかんぞと、思い立って
こんな寝ぼけた頃に書いているわけです。

まず、僕は30年以上前にRitchieのファンになって以来
どんな時期も、常にRitchieの音楽活動に注目し、
発表された音源、映像は公式のものは、
すべて聴きつづけているし、
来日すれば、必ずコンサートにも行きます。
と、言ってもRitchieの来日は2004年を最後なので、
それ以降は、ネットのおかげで観ることができるわけですが、
少なくとも、今回のRainbowが久々に見る
Ritchieのライヴでは、ないのは、確かです。

で、ずっとRitchieを観てきて今回のライヴは、
全然酷評するようなものではなく、
むしろ、やっぱりRitchieは、Ritchieのままで、
なにも変わっていないことに、嬉しくなったのが、
正直な感想です。

まず、プレーについて、確かに、ディオ、コージーの
いた頃のような鬼気迫る感じはないし、
脅威的なテクニックを見せつける
ようなところもありません。
でも、その変化は今回突然、変わったわけでは
なく40年かけて、いろいろ紆余曲折を経て、
のものなので、ずっとRitchieを追い続けてきた
僕には意外でも何でもありません。

それに、テクニックに関して言えば今はアマチュアでも
うまい人はゴロゴロいますし、若手のプロなら大抵
今のRitchieより上手いでしょう。

でも、そんなことは、どうでもいいことでは、
ないでしょうか?

例えば、PaulMcCartneyはシンガー
として上手いんだろうか?
下手ではないけどそんなに
上手いわけではないと思います。
でも、あの数多くの名曲を作って
あのオリジナルの声で、歌ってくれる。
生きている音楽の神様。
それが74才の元Beatlesを世界中の人が
観に行く理由だと思う。

でも、Paulのバンドに元Beatlesは一人もいません。
そのかわり、Paulを最大限に
引き立たせる素晴らしい仕事ができる、
バックが支えています。

これと、同じように、
今回のRainbowもまずRitchieBlackmore
以外に誰にも出せないRitchieのサウンドで、
RitchieBlackmoreにしか、誰にも生み出せない
独特のフレーズをひいている。HardRockの
Legendが今プレーしているところを観ることに
価値があると思うのです。

それにRitchieのプレーが一番酷かったのは、
まず初めが、去年DVDが再発された
BentOutOfShapeのツアーで、
あの時はオクターヴァーを
常時かけっぱなしの、何を弾いているのか、
聴き取れない変なサウンド。

これは、失敗だと思ったのか、そのあとの
DeepPurple再結成ツアーでは、元のサウンドに
戻ったが、今度は、最近のインタヴューでも
話している関節炎の影響で指が全く
動いていない。この酷いプレーはその次の、
HouseOfBlueLightのツアーでも変わらず、
このときの音源はライヴ・アルバム
NobodysPerfectに収録されていますが、
契約消化の為だろうが、よくこんなものを
発売したなという内容です。
しかも、オフィシャルのライヴ盤として、
いろんなテイクから、編集してあれなんだから。

あの時期は僕ももうRitchieは終わってしまった
んだと思ってました。

で、そのあと、SlavesAndMastersで少し良くなった
けど、今度はイアン・ギランが帰ってきて、
BattleRagesOnでは、全くやる気のないプレー
で、そのまま脱退。

そのあと発売されたライヴ・アルバム
ComeHellOrHighWaterを聴くと、Nobody's
Perfectのときよりは、復調していたのが、
わかったけど、昔の凄さとは程遠い。

そして、StrangerInUsAllのツアーでは、やっと、
Rainbow後期ぐらいに戻ったし、あのころアンプ
をMarshallからEnglに変えていろいろ変化の
多かったRitchieサウンドがこのときやっと完成
したという時期でしょう。

と、思ったらこのあとBlackmore'sNightを結成。
今まで、ステージで一度もプレーしたことのなかった
アコースティック・ギターに持ち変える驚くべき
路線変更、きっと相当な練習をしたと思われる、
見事なプレーはBlackmore'sNightのライブビデオ
などで、聴けますが、完全にRitchie全盛期の
クオリティーをアコースティックギターで、
再構築しています。

この頃、ストラトキャスターはアンコールの
ファンサービスのものになりました。

今回のRainbowはそれから数えても20年、
すでに71歳のRitchie。神様ではなく、
生身の人間、多少の衰えはあるのは、
当然、それでも、あのNobody'sPerfectアルバムの
酷さに比べたら、全く問題ない!!!!

アンプもMarshallの3段積みのスタックを
ステージに並べていた頃のイメージをしていた
多くの人からは、ステージに小さなEnglの
コンボがおいてあったのに、ガッカリしたと
いう声もありましたが、昔アームを使わなくなった
理由に、「今は、誰もが使うから」というコメント
をしていた、Ritchieらしさ100%の行為で、
僕はあれをみて、寧ろ嬉しくなったポイントです。

Blackmore'sNightの初来日は、Blackmore'sNight
としてのツアースタートでもあったので、
アンコールの時おそらく、Ritchieは人生で
初めて、コンボの小さいアンプでステージで
演奏したのでしょう。 ストラトキャスターに
持ち替えたRitchieが、演奏開始から小さいアンプの
前で、しゃがんで摘みを調整していた姿を、
今でも、覚えています。

あれから20年たって、いまのRitchieにとって
自分のサウンドをコントロールしやすいのは、
3段積みのスタックではなく、小さいコンボの
アンプの方なのでしょう。

しかも、アンプが大きかろうが、小さかろうが、
変わらないRitchieサウンド健在!
その秘密が今回はステージに堂々と置かれた
AIWAのテープレコーダーにあることを、
誇示しているかのようです。

ということで、Ritchie本人については、
もう何も言うことはなく、来年、日本に
来てくれることを、願うばかりです。

次回は、メンバーの人選についてです。


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