「ちょっと高い！」は、5万円？

すごく素敵でした...

絵手紙サークルのなかには、人生の先輩が何人かいます。
その中に、がんの手術を何度か繰り返し、病院との縁が切れない方がいます。

彼女は、体調の良い時だけ絵手紙を描きに来られるのですが、
先日その方を見て本当に驚いてしまいました。

今までの彼女とは、まるで別人のような女性に見えたのです。

俗にいうおばさんヘアーは、すっきりとにカットされ
青白かった顔は、薄くファンデーションが塗られ
唇にはうっすらとリップまで塗られていました。

あまりの変わりよう/*本当にごめんなさい！*/に、思わず
「今日はお元気そうですね。」と声をかけました。
そしていろいろお話を聞いてみると、ウィッグを購入したのだそうです。

ウィッグ一つで、女性はこんなにも変われるものなのですね　

「ちょっと高かったけど...」という彼女の言葉に、
即座に私は、
「5万円くらいするんですか？」と尋ねてしまいました。
今考えると、あーもう　　どうして？
そんな金額しか思い浮かばなかったのか...　　

彼女によるとそのウィッグは、20万円弱だったそうです。
弁解するようですが、ウィッグならそれなりの値段は常識です。
20万円は安いくらいかも知れません。
それなのに...
”ちょっと高い”という言葉に、
即座に　”5万円”という金額しか出てこなかった自分が
なんとも情けない　のです...。