いっぽ自然整体院

いっぽ自然整体院のブログ。千葉市中央区新田町にて再開院しました。

健康③

2022年09月03日 | 日記、独り言
健康とはなにか?
私自身が今、白血病で闘病中の中、つくずく感じたのは心身が良好な状態はなんと心地よいことかということです。健康なこと、それだけでも十分に幸せなことだと思うのです。
しかし、心身の健康を実現するためには、自身の心がけや行動をちゃんとしていれば病気や怪我、心の病にならないわけではありません。人生何があるかわからないではありませんが、誰も病気や怪我になりたくてなるわけではないのです。

健康の定義として、WHO(世界保健機構)は心身のことだけでなく、「社会的良好な状態」を提言しています。
社会的状態は個人の心身に直接的、間接的ともに大きな影響を与えてきます。
人間関係によるストレスで心を病むこともあるし、孤独が原因で病気になることもある。経済的なことは生活の質やすべてのことに関わってきます。自身の身近な社会だけでなく国内の医療や福祉政策、経済政策なども個人の生活、ひいては健康に影響を与えています。
戦争や飢餓などに苦しむ国に比べればまだ社会的環境が良好な日本ですが、少子高齢化や格差の問題、資源エネルギー問題、温暖化や異常気象による災害ほか、社会環境は今後どうなっていくのかと心配です。
今は、遠い異国の戦争でさえ、その影響で資源エネルギーの確保が難しくなったり、物価の上昇がおきます。海外の株式市場の動きや為替の変動が他国の株や為替の動きに影響し、それによって企業の業績が大きな損害を受け、当然その企業に勤める従業員の給料や雇用に影響したりする。様々な世界の問題や出来事は、私たち個人に大きな影響を与えてきています。

ただ、そんな社会的状態は、悪いことばかりが健康に影響するだけではありません。
社会的な良い状態も他国に、他国の人に、我が国、そして私たち日本の人たちに、良い影響を及ぼすということにもなるわけです。社会の状態がもたらす意義をあらためて認識し、よりよい社会に変えてゆくこと。それは当たり前なことですがなぜか、世の中はなかなか変わってくれません。
WHOが健康の定義に社会的状態を加えて提示したのは70年も前です。
今改めて考えればWHOが健康の定義に社会的状態を加えているのも当然と言えると思うのですが、個人の心身のことに注視するあまり、社会的状態にあまり健康との関わりに注目してきていなかったのか、関わりをわかっていながら無視していたのか、健康と社会的状態との関係の重要性は認識が薄いように思います。
それでも、少しずつその認識は高まってきていると思いたい。

コメント    この記事についてブログを書く
« 草刈り | トップ | 再度入院 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿