ニュージランドのトラウトロッジの経営者は気の良いご夫婦で、定年退職後を
楽しく過ごされることを目的に経営されているらしく心地よく我々をむかえてくれ、歓待してくれた。
各室2名ずつに分かれ、荷物を運びこんだ後明日からの釣りの準備をする。
今回のメンバーは対馬の中村夫妻、ゼネコン、タット建設会長の六車氏に関連会社の川口氏、雑誌釣りの友社の粕谷局長と私の6名であるために、うまく2名ずつ分室することができた。
翌朝7時に起床、日本での磯釣りと言えば、朝5じには起きてるというのに、このニュージランドでは、ヒラマサが回ってくるのが夕方の潮ということだしマダイ、カウアイの類はいつでも釣れるために朝もゆっくりでいいらしい。
食堂でトースト・コーンフレーグ・ベーコンエッグ・コーヒーとのメニューですが、朝のパン食になれない私には食べにくいものでした。
ビルの車とレンタカーに分乗して船着場まで行き、ビルの車に索引されて、オークランドから運んできたクルーザーを降ろし道具を積み込んでの出発となった。
初日はまず小手調べということで、タイを釣ることになった,対馬ほどの入り江でもないが入りこんだ湾の奥ニビルはクルーザを止めて、道具を降ろすことにした、ただこの小さなクルーザーの先端にタイヤが1本ついているだけなので、磯には付けるのは無理なので、フロントの小さなクグリを開けてそこから一人が先に降りて、船の舳先を支えておかなければならない、そして少しずつ荷物をおろしていくのが、大変である。
その荷下ろしを眺めているのがヤギ、船が着いたときは逃げたのであろうが何も危害を加えないと知ってか、草原のような山並みにヤギの群れがあちこちに見える、のどかな釣り場である。
一応は岩場ではあるが入りこんだ小さな湾の奥で本当にマダイが釣れるのかなと思ったが、案内人のビルが大丈夫と太鼓判を押すのでそれぞれが仕掛けを作ることにした。
竿はマミヤオーピーの中通氏の本日が竿下しの新品でリールはアブのスピニングリールに道糸はゴーセンの5号ハリはがまかつのヒラマサ11号にエサは冷凍のイワシ1匹掛けのぶっこみ仕掛けである。
狭い足場から六車氏が第1投をし、続いて川口氏とそれぞれが好きなところに陣取って釣り開始、それほど遠くなく竿2,3本先のポイントの範囲である、「きたよー」の声に振り向くと六車氏が第1投から大きく竿を曲げており美しい円を描いている、足元を気にしつつ彼が釣り上げたのは美しいピンク色した40㎝を越す真鯛だ、おめでとうと言いながら針を外し放流した。
このニュージランドではどんなに大きくても第1匹目の魚は放流しなければならないという決まりだそうです。・・・