瀕死の心ウキ
5月例会当日のことでした。
前日いい目をした中波止2番へいこうと思っていたところ、若い会員がそこへ
上がりたいと言ってきました。
「ああ、いいよ!」と言い格好をして譲って、副会長と2人、貸し切りの赤灯へ。
彼はこそっといい目をしている段の奥のポイントヘ、本来ならぼくはその段の
手前側の浅い方へ陣取るのですが、何故かこの日は、彼は下手の深い方が
気になり、そちらへ入りました。
潮は右から左へ気持ちよく流れています。
しかし長い間きていませんので、釣れるような気がしません。
相棒が先にセイゴをかけました。
「何ヒロ?」「3つ半!」こらいかん、実績を信じる者はすくわれるいやつれる!
何やわからんが3つ半にして僕も流します。
1時間半くらいしてカラデショウカ、ウキにコツというちいさなアタリ!
アタッター!そしてゆっくりとウキが海中へ、ヨッシャー!
良く引いてくれます。
これで小さかったら怒るぜとかいいながら、タモに入ったのが60オーバー!
良し良し!その後が続きません。
その内糸が出にくくなりました。おかしいなー?よーく見ると穂先がハジけています。
糸が絡んだまま、しゃくったのでしょう。
この竿をしまい予備のインターラインをとりだします。仕掛けをセットして仕掛けがなじみ
ウキが立ち、そして海中へ、サーと言ってしやくると、手ごたえがありません?
「何で?何でどうしたん?」初めのウキ止め位置から見事に高切れ!
半年も使わず、ウキとめをつけたままでしたのでそこがへたってました
きっとくる 救い信じて じっと立つ 心ウキ 羽根田心酔