瀕死の心ウキ
なくしたウキがもったいなくて、どないかして取り返したいという気で一杯です。
慌てて仕掛けをやり直し、何回も何回もその辺りを流します。
何とあなた、5回目にアタり!
何かもたれるような感じで沈んでいきます。そっと合わしますと,手応えあり。
しかし、相手は暴れません。ひょっとして。ひょっとして!やったあ!やりました大当たりです。
ウキ仕掛底撒き全部回収できました。隣の副会長にご機嫌でしゃべりまくります。
ところが先方はいい顔しません。まだ検寸サイズが釣れてなかったのです。
彼も気合が入ってきました。3ヒロに上げたとたんにアタリ、大きい!かなりの大物です。
タモを持って待ち受けますが,アッという悲鳴でジ・エンド!私の物より大物だったようです。
最後の底撒きを振り込んでウキが立ち、試薬ったところ、又も高切れ、潮時とばかりに引き上げました。
例会は優勝しましたが、大事な自作のウキを失くしています。
次の週、あきらめられずに赤灯へ、魚じやなくウキ釣りに専念しました所、何と何と失くした初めの位置から
10m下手で、彼は私の救出を最後の浮力をしぼって待っていてくれました。
救いあげた彼は息も絶え絶えで、死にかけています。
嬉しいやら悲しいやら、とりあえず入院となりました。塗装をはがし、只今日光浴の真っ最中です。
彼が復活した時にはお化粧をしなおして、殿堂に入れて飾ってやろうと思います。
「帰ってきた心スペシヤル1号」として!
心酔と いつも道連れ 心ウキ 羽根田心酔