2006年11月
台風16号が南海上に表れたのを天気図で見た、10月3日
7日からの3連休を利用してクラブの5年に一度の福江島
(荒川)行に、黄信号がともった。
釣り道具は3日前には送らなくてはならないために 仲間
には連絡済みである、天気図とにらみっこしながらも4日
には取りあえず送ることにした。
そして出発前日になって16号は熱低になったが、地元の
船頭に電話を入れると波は治まってなく、風もまだきつい
と言うが、飛行機の欠航の話しもないので出発する事に
した、当日は午後の2時からの釣りで夕方6時までやれる
磯に出てみると風は少しきついが何とか上物と底物組とに
別れて釣ることにした、私は底物で木川氏と上がったが、
小さな当たりが有るだけで食い込みがなく半日が終わった
2日め、遠くに見える本命の嵯峨の島ヘ行けるとのことで
期待一杯で出港、メンバーを2人ずつ組み合わせて順次磯
へ降ろしていき最後に底物の仲間、山本氏と木川氏と3人
で足場の良い千畳にあがった。
名の如く広いところの地磯であるために山の上から15分
ほどかかり地元の人がおりてくる、後で聞くとこの磯には
例年2月頃には尾長グレが釣れ盛るので釣り人がズラリと
並ぶとのことであるが、今は私達3人が占領している。
磯際にそって海溝が走っておりその深さも20メートル
からある、3人それぞれに好きなところに別れてピトンを
うって開始した、船頭曰くしばらくこの磯には底物をした
人が上がってないのでしっかりマキエをしてやと言われた
ので150個あるウニを取りあえず30個ほどつぶして撒いた。
壁に沿わして底から2~3メートル程切ってセット、
船頭の言った通りに30分、1時間と立ったがアタリがな
い、
磯の底物は根気が勝負とは分かっては居てもあまりにエサ
とりもこないとついつい仲間とおしゃべりになる、そんな
時に限ってアタリがでる、今回もまたそんなことがおきた、
隣の山本氏と竿から離れて話しているときに私の竿が突然
ピトンからはずれてヨコに飛んだそれを横目で見た山本氏
が竿にとびついて巻き上げた、瞬間山本氏の竿と錯覚する
するぐらいの素早さで、100キロ近い彼がそんなに敏捷に
動くとは思わなかった。
上がったのは40センチほどの良く肥えたイシガキであった、
その後、木川氏が小型のイシガキと私がイラを釣って終わった
別の磯に上がった吉岡氏が46センチのイシガキと中村氏も
小型のイシガキを釣っていた、一方上物はというと大きなグレ
はでずに藤村氏の70センチの青ぶだい、(約10キロ)、
新田氏の60センチ、柴田氏の50センチと、青ブダイの
オンパレードであった。