石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

中国からの視察

2019年09月26日 | 農業視察
寧夏回族自治区…今回初めて場所と名前を知りました…。遠方からお越し下さりありがとうございます。

「都市農業」と「環境保全型農業」落ち葉利用・里山維持・ミツバチ・踏み込み温床・稲わら・もみ殻・米ぬか・レンゲ…について我が家の農業についてお話をしました。とても熱心に質問してくださりお話のし甲斐がありました。

「伝承農法」についてのお話の時間は無くなってしまいましたが、よくよく中国の視察団の方の話を聞くと1枚の田んぼの大きさは数十ヘクタール規模の超大型機械での大規模農業。大量生産・大量消費の国だからとにかく生産量重視。我が家の小規模農業で先祖代々の土地を守りながら環境に配慮した農業をするという考え方や農業体験農園のレジャー的・健康維持・消費者が安心と安全を求め野菜作りに関わるこだわり・農作業での癒しというものには理解しがたいようでした。

母が40年前頃にさつま芋堀りの受け入れなどをしたときは「お遊びの農業と言われたが、数年たつと何人かが子どもたちに農業体験をさせることに共感してその輪が広がってきた。今はその当時の子どもたちが親になり自分の子どもを畑の体験に連れてくる。時間がかかるものだが、安心で安全な食べものがどのようにできるのかを知り・収穫体験して食することが大切なことだとわかってもらえた。」と話をしました。

40年前という時代は、生産性だけを求めていた時代の日本。国土も広い国だし文化も歴史も違うので、いつの日か我が家の考えを理解していただけたなら嬉しいです。
視察を受け入れ、中国を身近に感じられました。

コメント
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