石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

明日の田植え。第1回目お米作り講座

2021年06月04日 | 田んぼ・お米作り講座
雨が沢山降っていますが、明日は曇りの予報。
田植えの体験を受け入れ出来るように、色々準備しています。
気をつけていても、田植えはキレイな状態では終われません。服に泥がはねたり、小さなお子さんは泥ぬかるみに足を取られ転ぶかも…農作業は汚れは当たり前と考えて下さい。だから汚れても良い服装をご準備ください。更衣室は用意しました!(男性用もあります)

明日は田植え体験の前にパワーポイントで「田植えの出来るまで」を説明いたします。田植えがスタートかと思われがちですが、田んぼの準備は春の田起こしに始まり、種もみを水に浸け、育苗箱に土を入れて発芽した種もみをまき、ビニールで温度を保ちながら芽が伸びて来たら水を張った苗代に育苗箱を並べる・・・。あぜ塗り。田に引き込む用水の堀さらいや草刈り。あぜの草刈りもすでに今年に入り3回。代かきを二回(荒代、本代)。なんのことだかわからない農業用語も多数ですが(映像を見ながら学びましょう)、お米は漢字のはちじゅうはちの文字が入っているのは八十八の手間・作業があるからだと言われています。何しろ都度都度の作業はあります・・・・。

日本の主食。でもコロナの影響で飲食店や外食産業でのお米の消費が減りました。今年度は作付け面積を大幅に減らそうという国の政策方針です。お米を栽培する農家は違う作物を栽培することを強いられています。違う作物と言っても収穫する機械は同じものが使えるとは限らず、お米作りに使う田植え機・コンバイン・乾燥機はどうするの?共同使用ならまだしも個人所有の場合はこの先のお米作りを諦め離農する人もいるでしょう。そして、もし今年の作付けを制限したとして夏秋に災害などで収穫が見込めないとなったらどうするの?籾まき・田植えをしてから収穫まで約5カ月、かならず収穫が確約されるものでありません。これは農家にしわ寄せをするのでなく、【各家庭でお米を消費しよう!】と微力ながら一人一人が動かないとお米農家が少なくなってしまうかもしれません。

今回、東京の小さな田んぼの田植え体験に参加していただきますが地方のお米つくりしている農家の気持ちも考えていただけると嬉しいです。子どもたちも大人も体験によって、お米が身近に感じ食べてみたい、食べなきゃだよねってちょっとでも思ってもらえる機会になればさらに嬉しいです。
おにぎりは腹持ちが良いし、パンよりも価格は経済的。炊き込みご飯や・海苔巻・パエリア・オムライス・・・子どもたちが好きなメニューでぜひお米を消費しましょう!お米の観察会(別途)、稲刈り(第2回)、ワラのリース作り(第3回)の初夏・夏・秋・冬と四季があり、水が豊かな日本だからこそおいしいお米が作りるのです。倉沢の小さな田んぼですがそれらが凝縮した場所です。そして小さな農家の活動にお申込みありがとうございます。。明日はご参加お待ちしております。

お知らせ
●コロナ感染対策のため、当日具合の良くない方は参加を見合わせてください。(名簿登録してある方は稲刈りからは参加できます。)マスクは必ず着用お願いいたします。
●トイレはなるべく駅などでお済ませください。
●田植え体験後は大根・ブルーベリーなど収穫体験(別途)ができます。ビニール袋をご用意ください。
●田植え後の手足の汚れは用水で洗っていただきます。多少の汚れ目をつぶっていただき、あとはご自宅でお願いいたします。
●汚れても良い靴下は万が一のための足の保護になりますので、なるべくご用意ください。田植え後の移動はビーチサンダルなど汚れた足でもはける履き物をお勧めします。
●午前の部 9時半集合 約90分の入れ替え制です。進行具合で多少時間が変更になります。
●午後の部 12時半集合 同上   
●個人農家の活動です。多くのボランティアさんの協力でお米つくり講座が開催出来ています。怪我事故のないように注意を参加の方もご協力お願いいたします。
●電話連絡先 090-2910-6506 石坂ファームハウス
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