石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

苗の様子

2018年05月25日 | 田んぼ・お米作り講座
気温が低い日もあり、今年はビニールトンネルをかけて育苗しています。
田植えの日までにある程度の大きさにしないと水を張った時に水没してしまうことも。
ある程度の水位を保つために、用水の水口の調整もなかなか決まらず・・・。泥や土のうで高さ調整、決まるまでが難しいです。天気の良い日は水の蒸発もあるので朝昼晩田を見回り水を入れたり止めたりします。

昨日は田んぼを虫取り網を持って歩く子どもの姿を見かけ「!!!」
もし、苦労して決めた微調整を動かされてしまったらっ!と急いで田んぼへ。
田んぼ5月中旬から9月ごろまで【用水の水は田んぼに必要なので、ここで遊ばないでください】の張り紙をしています。
田んぼにはオタマジャクシやアメンボ、カエル、バッタ・トンボ様々な生き物がいます。田んぼは子どもたちの興味のある生き物の宝庫です。
オタマジャクシを捕まえるために田の水を保つためのあぜを壊したり、苗を倒したり。稲穂の上を飛ぶ田んぼを網を振り回し稲を折ったり…。子どもたちの目的は純粋です。でも、田んぼは私たちの仕事場であり子どもたちの遊び場ではありません。このような場所で子供を遊ばせたいと思う大人は多いと思いますが、農家の田んぼについてもご理解いただけたらと思います。

田んぼのお米つくり体験もこのような機会を通して農家の思いを皆さんに伝えられたらと。稲刈の日は作業よりもバッタとりに夢中の子どもも多いです。このような体験の日は私たちも田んぼの稲刈りは終わらせておきます。「ダメ」などリスクと注意を少なくしておきます。
普段の時は「苗が倒れてしまうからダメよ」「あぜが崩れてしまうと農家の人が困るのよ」と多くの大人の方が子どもたちに諭しながら田んぼについて教えてあげれるようになれば…増えていただくと嬉しいです。
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