両チームの試合を見ると、圧倒的なチーム力の差を感じずにはいられません。「0-1」のスコアを惜敗と取るか、完敗と取るかを選択せよと言われれば完敗です。清水の守備力は高いのですが、それ以上にファジの得点力がなさ過ぎる。結果に絶望感を抱かされたのは私だけではないと感じます。
選手個々にもっとシュート意識を持ってほしい。ゴールが見えたらシュート。相手にとって最も嫌なことはシュートを打たれること。打ち続けていれば精度も結果的に上がってくることも望めます。結果を恐れずトライする姿をもっと見たい。それは多くのサポが望んでいることと思います。
J2第12節、シティライトスタジアムで行われた清水エスパルス戦を振り返ります。
さっきも言った通り、この試合は数字に表れた以上に完敗でした。手も足も出ないという言葉を感じることは多くはありませんが、文字通り手も足も出ない試合でした。
しかし、昇格を目指すチームは手も足も出ない試合に足を出さないといけません。勝ち目のない内容であっても、どんなに見苦しい試合であっても、結果で勝たないといけません。そうしないと目指す高みには到達できません。魔境を制する為には結果を出し続ける必要があります。
多くの人々がこの悔しさを噛み締めたこの一戦のスコアとスタッツです。
⚽ブローダーセンがPKをストップした場面で流れを大きく変えないといけない大事な局面でした。その直後に失点したのは、明らかなチームの緩みだと思います。しかし、それ以上に深刻な決定力不足が試合を一方的にしてしまいます。「惜しかった」「あと少し」ポジティブな声をかけたとしても、絶望的な力の差を見せつけられると、中々前向きになれることはありません。負けない為には失点しないこと。勝つ為には得点すること。そこが噛み合わないと前進することができません。戦いは続きます。改めないといけないことは数多くあります。
第12節終了時点での順位表です。
順位が変わらなかったのは結果論で、戦前から負けても3位をキープすることは決まっていました。ただ、上位との勝点差が開いて、下位との勝点差が詰まってきたことで、現状維持すらも容易ならざる状況に陥ったと言えます。次節、勝っても3位は変わらず、負ければ最悪5位まで下がることになります。
清水は栃木、長崎は秋田、横浜FCは水戸、いわきは千葉と対戦します。波乱を期待することは難しいと感じます。ファジは次節の山形とのアウェーゲームに勝利し、中2日でのホームゲームの徳島戦にも勝利して勢いを維持したまま長崎戦に臨まないといけません。勝負は水ものです。強い者が勝つのではなく、勝った者が強い。混沌の戦いはまだまだ続きます。
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