ファジはどうもボールを持つと戦術がなくなるのか? 徹底的に相手にボールを持たせ、外でまわさせてクロスが来れば跳ね返す。そうすることで熊本が最も得意とする縦パスを通させなかったのでクリーンシートを達成できたように考えます。それにしても、昨日の試合は極端でした。その詳細や写真での振り返りは後程として、昨日の勝利を喜びましょう。
本日、長崎が勝った為に順位は3位のままですが、4位以下のチームとの勝点差が開いたことは、まあまあかなと思います。
雨の心配がなかったわけではありませんが、試合中に振り出すことはなく、好コンディションの中で試合が進められたことは良かったと思います。
クリーンシートはJ2全チームの中で一番多い7試合となり、失点数7もJ2リーグでは最少となりました。あとは、得点力を如何に増していけるかですね。チームが勝てない時期には、周りに動揺がみられたかも知れませんが、チームの軸はしっかりしています。課題は難しい試合、ペースを持って行かれた試合でも、最少得点をあげて勝つという部分だけだと思います。大勝ちする必要もなく、1点差でもしぶとく試合を拾って勝点「3」を奪取する。それができているから清水は現在首位にいられるのです。引き離されない為にも次節の直接対決は必ず勝利しないといけません。
もう一つの課題は入場者数です。毎年、4月から5月の時期は行楽シーズンとかぶっていることもあって、観客数の減少に悩まされる時期です。その苦戦する大型連休のスタートが清水エスパルス戦になり、この試合で満員が見込まれるのはプラス要因ではありますが、それを大型連休最後の徳島ヴォルティス戦に結び付けるためにも、清水に勝ち続くアウェーのモンテディオ山形にも勝つことが絶対条件となります。
しかし、ボール支配率34%とは極端にボールを持たせましたね。持たせ過ぎかと思いますが、これをチームの色だと考えれば、ブラウブリッツ秋田のような徹底的にボールを持たないサッカーに特化するのも悪いことではないと思います。ポゼッションサッカーを目指しても中途半端になるだけなら、縦パス一本のカウンターとセットプレーを重視したスタイルを極めて行くことで得点力不足を解消できるならやらない手はないと考えます。
そんなことは百も承知だとは思いますが、この試合はカウンターで2点を奪って、あとはブロックを固めて守り切るのもファジスタイルだとするなら、今後も継続して良いと思います。
中3日で迎えるルヴァンカップは4月3日に敗れた横浜FCとの対戦です。ルヴァンから清水戦まで中3日というのを考えると、ルヴァンのスタメンは全員を入れ替えたいところです。しかし、勝利も欲しいと考えたら、何とも悩みの深いことです。清水はルヴァンではJ3のカターレ富山との対戦ですから、メンバー全員を入れ替えてくると思います。そこで、次節に戦力的不利が生じてほしくはないが、ルヴァン杯にも勝ってもらいたい。ジレンマですが、サポとすれば両方勝ちたいのは当然の気持ちです。この際、全て勝ちましょう。
【今後のファジアーノ岡山試合予定】
・4/24(水) Jリーグ杯1stラウンド2回戦
vs 横浜FC (Cスタ)
・4/28(日) J2第12節
vs 清水エスパルス (Cスタ)
・5/3(金) J2第13節
vs モンテディオ山形 (NDスタ)
・5/6(月) J2第14節
vs 徳島ヴォルティス (Cスタ)
・5/12(日) J2第15節
vs V・ファーレン長崎 (トラスタ)
・5/19(日) J2第16節
vs ヴァンフォーレ甲府 (Cスタ)
・5/26(日) J2第17節
vs ベガルタ仙台 (ユアスタ)
・6/1(土) J2第18節
vs ジェフユナイテッド千葉 (フクアリ)
・6/9(日) J2第19節
vs 鹿児島ユナイテッドFC (Cスタ)
・6/12(水) 天皇杯2回戦
vs 愛媛FC (Cスタ)
ここまでで、前半戦が終了し後半へと移ります。ルヴァン杯も天皇杯も全て勝ちながらリーグ戦も勝ち続けてほしい。サポーターの願いは得てして我儘ですが、それに応えてくれてこそのプロなので、プロ根性を示してほしいと思っています。
勝負ことは「勝ちに勝る良薬なし」です。勝利を見届ける為にスタジアムに足を運ぶのですから、必ず勝ちを見たい。それが毎試合で実現することこそ、J1が見えてくるのです。今後とも、よろしくお願い申し上げます。
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