今年の会陽は、3年ぶりに裸衆が繰り出して行われました。寶木の争奪戦こそありませんでしたが、やっと以前に戻って来たような安堵と喜びがあります。
JR西大寺駅前のライトアップも華やかさを取り戻しました。
これといった目玉のない西大寺にとっては、1月の岡山学芸館の高校サッカー全国制覇は大きなインパクトになりました。小さな町に高校は2校しかありません。県立の西大寺と私学の岡山学芸館。2校が道を隔てて隣り合っており、それによって何か切磋琢磨する訳でもなく、のんびりと年月を重ねて来ました。今回の学芸館のいきなりの全国制覇が両校に何か変革の導火線になるかと言えば、そんな土地柄でもないのが「わが道を行く」西大寺という町の歴史だと思います。
「備前平野に春を呼ぶ」天下の三大奇祭、西大寺観音院の会陽は今年が514回目になる歴史を積み重ねた裸祭りです。陰陽2本の寶木を奪い合う喧嘩祭、地元に生まれれば一度は出ておかないと話になりません。私も10年ぐらいは続けて出ました。毎年2月の第3土曜日に開催されるので、寒いことは間違いありませんが、以前のように氷点下ということはなくなりました。寶木の灯火時間も午前0時から午後10時に早められた為もあるでしょう。昨今の大人の事情で早められたのですが、何となくせわしないですね。
今は会陽の後祭が観音院周辺で開催されています。
かつては「1年の稼ぎの8割をこの2週間で稼ぐ」と言われた2月の冬まつり。
折角なので、機会があれば訪れてみてください。岡山駅からはバスが便利です。
今年は磐田に行っていた為、会陽の現場には行きませんでした。また、チャンスがあれば実況したいものですね。
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