初戦を戦う学校にとって最も恵まれた日程と言われているのが3日目とされています。早過ぎず、遅過ぎず、調整がしやすくて間延びしない。そういう日程が3日目と言われますが、昨秋から公式戦の感覚が4ヶ月以上空いた中での試合ならあまり関係ないのかも知れませんね。
【第3日目の試合予定】
創志学園-別海
山梨学院-京都外大西
耐久-中央学院
第1試合に登場する創志学園は門馬監督が采配を執るようになって初めての甲子園です。意識過剰になって硬くなり過ぎるのが懸念材料です。しかも対戦相手は部員16人の21世紀枠、別海です。何もなくても甲子園全体を敵に回すシチュエーションが確立されています。
そんな逆境を跳ね返せるのか? 甲子園で力を発揮できないことの多かった創志とすれば、その評価を覆したいところですね。
3日目の試合結果です。
3月20日(水)
▽1回戦
創志学園 000 130 021│7
別 海 000 000 000│0
(創)山口-後藤
(別)堺・金沢-中道
京都外大西 010 000 000│1
山梨学院 000 102 40X│7
(京)田中-下曽山
(山)津島・桜田-横山
耐 久 000 000 100│1
中央学院 100 003 30X│7
(耐)冷水・川合-川合・江川
(中)臼井・颯佐-飯山
⚾終わってみれば3試合とも点差の開いたゲームになりました。
第1試合は創志学園が10安打7得点をあげて、山口が別海打線から14奪三振の完封勝利を収めました。創志は試合当初から動きが硬く、本来の力の半分も出せていなかったでしょうが、相手の5失策などに助けられ、機動力を駆使して苦しい試合を勝ち抜きました。「内容よりも結果」を高校野球に求めるのは禁じ手かも知れませんが、彼らにとっては結果が全てです。その意味では悪い内容でも勝ったことを評価してあげるべきと感じました。
第2試合は昨年度の覇者、山梨学院が35年ぶりの選抜勝利を目指した京都外大西を下して2回戦に進みました。点差ほどの内容の差は感じませんでしたが、結局のところディフェンディングチャンピオンの戦い方に一日の長があったように感じます。
第3試合は中央学院が13安打を放ち7得点で耐久に快勝。中央学院は甲子園初勝利です。投打に圧倒したような結果ですが、耐久が投打ともに悪過ぎたようにも見受けました。
ここまでの3日間で近畿勢は全敗です。残る学校は京都国際、大阪桐蔭、報徳学園の3校です。負の連鎖をどこが立ち切るのか? 断ち切れないのか? 今後の戦いに注目しましょう。
第4日目も1回戦3試合が行われます。
【第4日目の試合予定】
宇治山田商-東海大福岡
広陵-高知
京都国際-青森山田
第2試合の広陵と高知の対戦が注目を集めそうです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます