『世界で一番長生きした人』って誰?何歳まで生きたの?
現在の世界全体の平均寿命は73.3歳!
医療の進歩や健康に関する注目度が上がっていることなどから、年々世界の平均寿命は延びています。
現在、世界全体の平均寿命は73.3歳です。男女別に見てみると、男性が70.8歳、女性が75.9歳と女性の方が5歳長生きであることがわかります。
世界の平均寿命ランキングを通してみると、全体的にヨーロッパの国々が上位にランクインしていることから、ヨーロッパの人々は健康に対して注目度が高い傾向にあると考えられています。
日本人の平均寿命は84.3歳で世界トップ
長寿国として有名な日本の現在の平均寿命は、なんと全体の73.3歳を大幅に超えて84.3歳でした!調査対象となった198ヵ国中、第1位です。これは日本の和食文化や医療レベルの高さが関係していると考えられます。
ちなみに、健康寿命ランキングは74.1歳でしたが、こちらも198ヵ国中、第1位という結果になりました。日本は健康的に長生きできる年齢も高いようです。
ギネス記録認定!『世界で一番長生きした人』とは?
ギネスブックには、『世界で一番長生きした人』という項目があることをご存知ですか。現在、ギネス記録に認定されている世界で一番長生きした人はどこの誰で、何歳まで生きたのでしょう。
ギネス記録認定!122歳で逝去した「ジャンヌ・カルマン」さん
現在、「世界で一番長生きした人」としてギネス記録に認定されているのは、フランスにお住まいだったジャンヌ・カルマンさんという女性です。なんと122歳までご存命だったのだそうです!
ジャンヌ・カルマンさんはとても明るく思いやりに溢れた女性だったようで、くよくよせず人生を楽しんでいた方だったことが窺えます。
具体的な例として、なんと亡くなる2年前までタバコを愛煙していたと言います。タバコをやめた理由は健康の問題ではなく、目が悪くなり、タバコに火をつけてもらうのが申し訳なかったから、という付き人に対する配慮から来るものでした。
次いで長生きしたのは日本人の「田中カ子(かね)」さん
ジャンヌ・カルマンさんに次いで長生きした人物として知られるのは、日本人女性の田中カ子(かね)さんです。田中さんも119歳まで生きたという脅威の記録を持つ女性です。
生まれは明治時代、逝去されたのは令和といくつもの時代を渡り、さまざまな経験をされてきたと想像できる田中カ子さんは、晩年まで大好きなコーラやチョコを食べていたのだそうです!
男性最高齢記録は116歳で日本人の「木村次郎右衛門」さん
世界で最も長生きした人、次いで長生きした人はどちらも女性でした。しかし、男性も負けてはいません。男性最高齢記録は116歳で、こちらも日本人の木村次郎右衛門さんという方です。
明治30年に生まれ、平成25年に亡くなった木村さんは、明治、大正、昭和、平成と4つの時代を超えてきた男性ということになります。ヨーグルトを好んで食べていたという木村さんは、最新の研究によって判明した「和食に乳製品を取り入れる健康食」を無意識に実践していたそうです。
真相不明…256歳まで生きたという「李青曇(りせいどん)」さん
さて、現在公式に認定されているご長寿の皆さんをご紹介してきましたが、中国には256歳まで生きたという伝説級の男性「李 青曇(りせいどん)」さんがいます。
中国では大変有名な方のようですが、真相は不明のようで伝説の人として語られている部分が大きいのだとか…。伝説級のお話としては、23回の結婚を経て、子どもは200人いるなんて話も語られている方です。これは驚愕ですね!
250年以上前は今ほど正確に個人の情報が管理されていなかったため、生まれた年や没年などが誤って記載されてしまった可能性はあります。しかし、伝説として語られていることから、実際に当時の人々に比べると長寿であったことは間違いないのかもしれません。
驚異的に長生きな人に共通する点は?
これまで紹介してきた長寿として認定されている人たちには、どのような点が共通しているのでしょうか。ご家族や近所のお住まいだった方々の話から、共通する点をピックアップしてみました。
・遺伝的要因
・くよくよしない楽観的な性格
・打たれ強くストレス耐性が高い
・高齢期に入っても活動的
・自分が好きなように生きている
やはり医学的には遺伝的な要因も大きいようです。
しかし、本人のくよくよせずストレス耐性の高い楽観的な性格や、高齢期に入っても自分の好きなことをし続ける活動的な生き方などが大きな影響を与えているとのこと。これらを意識することで必ず長寿になれる、幸せになれるとは限りませんが参考にしたいですね!
長生きの秘訣は自分らしく楽しく生きること!
長寿の人々の生き方を見ると、長生きの秘訣は自分らしく楽しく生きることで、過度なストレスを溜めないことだとわかります。皆さんもネガティブな考えばかりを引きずるのではなく、ポジティブな思考を意識して生活してみてはいかがでしょう。
5/26(日) 11:00配信
読売テレビ
いま「年金」に注目の議論
“主婦年金”縮小を探る議論 見直しの要因はライフスタイルの変化と不公平感
「年金」とは?
私たちは、基本的に全員が国民年金・基礎年金に加入することになります。そのうえで第2号となる会社員や公務員は、厚生年金に加入することになります。給料によって払う額や将来支給される額が変わります。厚生年金は本人と企業が折半して支払います。さらに企業年金などがある場合もあります。その会社員などの配偶者で専業主婦の人などは第3号被保険者となります。
現在の年金額
現在の年金額は、平均収入で保険料を40年間納付した場合、今年度の年金受給額は、会社員男性の単身世帯で月額16万2483円、会社員女性の単身世帯では、13万2494円となっています。夫婦で共働き世帯の場合、29万4977円です。そして会社員夫と専業主婦ですと、23万483円となります。これは納付金額と、納付期間で変わってきます。
「主婦年金」縮小 年内にも改正案まとめ 来年の国会での提出へ
第2号といわれる会社員や公務員の年収130万円以下の20歳以上60歳未満の配偶者は年金保険料の負担がありません。5月13日、厚生労働省の年金部会で、第3号について、「社会の実態に合っていない」「縮小を加速させることが必要」として、年内にも改正案をまとめ、来年の通常国会での提出を目指すとしています。この第3号の割合ですが、35歳から59歳の女性の約3割を占めています。
社会保険労務士 長沢有紀氏
Q.この第3号被保険者の年金はだれが負担しているのですか?
(社会保険労務士 長沢有紀氏)
「第2号被保険者の納めた年金から流されたようになっています」
Q.第2号の被保険者に第3号になる配偶者がいる場合といない場合で納める年金は変わりますか?
(長沢氏)
「変わりません」
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読売テレビ
見直しの要因には共働き世帯の増加も
見直しの要因の一つが、ライフスタイルの変化だと言います。社会の実態とあっていないという声もありましたが、現状専業主婦世帯は減っていて共働き世帯が増えています。
Q.元々は専業主婦の仕事もかなりの労働だということで始まった制度なんでしょうか?
(長沢氏)
「その昔は、専業主婦は任意加入でした。入らない人はもらえなかったんです。しかし、そういう状態では将来困るので、第3号被保険者というのができました。いまは、縮小の方向には向かっていますが育児や介護で働かれない方には必要だと思います」
厚生年金加入の女性からは「不公平」の声も
ほかに見直しの要因としては、不公平感があります。厚生年金に加入している女性からは「働いていないのになぜもらえるの?」や「一生懸命働いて積み立てて、私たちって何なのかなって」という声も出ています。
まもなく直面する106万円の壁と今後考えられる主婦年金の縮小で何が起こるのか?
まもなく年収106万円で扶養を外れる対象が拡大
3号被保険者は106万円より少ない年収の場合は保険料が免除されます。106万円を超えると、扶養から外れ、第2号になって保険料の納付をしなければいけません。現在従業員数101人以上の企業などが対象ですが、2024年10月からは51人以上の企業などが対象になります。
Q.中小企業だけでなく、零細企業も払ってくださいということですか?
(長沢氏)
「そうです。どこも困っていますね」
Q.106万円をちょっとでも超えると保険料を支払わなければならなくなるのですか?
(長沢氏)
「税金の場合は、1円でも超えると納付義務がありますが、年金の106万円の場合は雇用契約書で見ます。ですので、残業をちょっとして106万円を超えても問題ありません」
本人だけでなく企業の負担も増加
年収106万円を超えた場合、厚生年金や健康保険などに加入することになりますが、厚生年金などは、本人と企業が折半で払っていますので、本人だけでなく、雇用する企業も負担することとなり、年収106万円だと年間約15万6000円がそれぞれ負担増となります。パートの主婦20人が新たに厚生年金などに加入すると、企業側の負担額は年間300万円以上となります。
Q.企業の負担が増えると、設備投資などを控えてしまうことになりますよね?
(長沢氏)
「厚生年金と健康保険などがセットですので、困ってしまいます。しかし良い点をいうと、106万円をちょっと超えるのなら、人手不足なのでもう(長い時間)働いちゃえという考えもあります」
「主婦年金」がなくなったら 増える負担額
もし、“主婦年金”がなくなったら、年収106万円のパート主婦で45歳の場合、厚生年金保険料・健康保険料・介護保険料・雇用保険料などで年間の合計が16万4124円となります。会社員などの専業主婦の場合、第1号被保険者となって、国民年金保険料や国民健康保険料などを支払うことになるので、年間合計額は28万5860円となります。
(長沢氏)
「今は第2号被保険者を増やして、第3号を減らす動きになっています」
(「情報ライブミヤネ屋」2024年5月16日放送)