これを糧に藤井さんは、さらに成長していくことでしょう☆
藤井聡太叡王、防衛ならず“八冠”陥落 同学年の挑戦者・伊藤匠七段に2勝3敗で敗れ失冠 全冠保持記録は254日でストップ
6/20(木) 18:33配信
ABEMA TIMES
藤井聡太叡王
将棋の第9期叡王戦五番勝負第5局が6月20日、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われ、藤井聡太叡王(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、21)が挑戦者の伊藤匠七段(21)に敗れた。
【映像】藤井叡王、八冠陥落の瞬間
この結果、シリーズ成績は伊藤七段が3勝2敗で叡王位を獲得。昨年10月に全八冠独占を達成した藤井叡王だったが、その一角を失冠。全冠保持記録は254日、タイトル戦無敗記録は22期でストップし、七冠へと後退した。
藤井叡王が八冠陥落を喫した。3度目のタイトル戦激突となった同学年の伊藤七段とのシリーズは、幸先良く白星スタートを切ったものの、第2・3局でまさかの連敗。カド番へと追いやられることとなった。しかし、数々の大勝負を切り抜けてきた藤井叡王は、勝負所の第4局で快勝。2勝2敗のタイでフルセットの最終局を迎えることとなった。
運命の第5局は、振り駒の結果で藤井叡王の先手番に決定。戦型は、これまでの4局と同様に両者得意の「角換わり」となった。先手は穴熊、後手の伊藤七段は右玉を志向すると、両者の研究をぶつけ合うようにハイスピードで進行。藤井叡王は気持ちをぶつけるように強く踏み込み、銀捨て、飛車切りと強手を連発してリード拡大を目指していった。しかし、攻め合いとなった終盤戦でわずかに誤算が生じたか、伊藤七段に流れを譲る展開に。持ち時間は切迫、一転苦しい立場となった藤井叡王を突き放すように伊藤七段が勝機を活かしきり、藤井叡王がタイトル戦初の敗退を喫した。
藤井叡王は、2020年度の第91期棋聖戦でタイトル初挑戦。渡辺明棋聖(当時)を破り、17歳11カ月で最年少タイトルホルダーとなった。以降獲得と防衛を重ねて、2023年の第71期王座戦五番勝負を制し前人未踏の「八冠独占」を達成した。その後も防衛ロードを突き進み、254日間に渡って全タイトルを独占していたもの、本シリーズで同学年の伊藤七段に初めてタイトルを奪われついに陥落。七冠に後退した。
終局後、藤井叡王は「終盤でミスが出てしまう将棋が多かったので結果もやむを得ないかなと思っていますし、それと同時に伊藤さんの力を感じるところも多かった」とシリーズを総括。「叡王戦でも伊藤さんの実力を感じることが多かったので、私自身も実力を高めていかないといけない」と今後を見据えていた。
藤井叡王の八冠陥落、伊藤新叡王の誕生と将棋界にとって歴史的な一日となったものの、藤井叡王の戦いの日々は続く。現在は、山崎隆之八段(43)を挑戦者に迎えたヒューリック杯棋聖戦五番勝負に臨んでおり、さらに来月6日には渡辺明九段(40)と6度目のタイトル戦となる伊藤園お~いお茶杯王位戦七番勝負が開幕する。厳しい暑さが予想さえている今夏、藤井叡王は熱き防衛ロードをどのように攻略して見せるのか。今後の戦いぶりにもさらなる注目を集めることになりそうだ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
気づいたら失明寸前!? 「糖尿病網膜症」は急速に重症化が進む 海外の研究で明らかに(Medical DOC) - Yahoo!ニュース
気づいたら失明寸前!? 「糖尿病網膜症」は急速に重症化が進む 海外の研究で明らかに
6/14(金) 17:01配信 2024
Medical DOC
気づいたら失明寸前!? 「糖尿病網膜症」は急速に重症化が進む 海外の研究で明らかに
シンガポール国立眼科センターらの研究グループは、「糖尿病網膜症の重症度ごとの滞在期間を調べた結果、発症までは約8年の猶予期間があるものの、軽症や中等症から重症への進行が1年以内と短いことが判明した」と発表しました。
この内容について眞鍋医師に伺いました。
[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております。]
研究グループが発表した内容とは?
編集部:シンガポール国立眼科センターらの研究グループが発表した内容について教えてください。
眞鍋先生:シンガポール国立眼科センターらの研究グループは、糖尿病網膜症の重症度の推移確率を検討する縦断コホート研究を実施しました。研究結果は学術誌「The Asia-Pacific Journal of Ophthalmology」に掲載されています。
研究対象となったのは、成人の2型糖尿病患者9481人です。追跡期間の中央値は2.91年で、追跡の合計は2万6822人/年でした。
6/14(金) 17:01配信 2024
Medical DOC
気づいたら失明寸前!? 「糖尿病網膜症」は急速に重症化が進む 海外の研究で明らかに
シンガポール国立眼科センターらの研究グループは、「糖尿病網膜症の重症度ごとの滞在期間を調べた結果、発症までは約8年の猶予期間があるものの、軽症や中等症から重症への進行が1年以内と短いことが判明した」と発表しました。
この内容について眞鍋医師に伺いました。
[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております。]
研究グループが発表した内容とは?
編集部:シンガポール国立眼科センターらの研究グループが発表した内容について教えてください。
眞鍋先生:シンガポール国立眼科センターらの研究グループは、糖尿病網膜症の重症度の推移確率を検討する縦断コホート研究を実施しました。研究結果は学術誌「The Asia-Pacific Journal of Ophthalmology」に掲載されています。
研究対象となったのは、成人の2型糖尿病患者9481人です。追跡期間の中央値は2.91年で、追跡の合計は2万6822人/年でした。
ベースライン時の重症度は、糖尿病網膜症なしが87.0%、軽症非増殖糖尿病網膜症が11.4%、中等症非増殖糖尿病網膜症が1.0%、重症非増殖糖尿病網膜症と増殖糖尿病網膜症の合計が0.6%でした。
年間の推移確率を見ると、症状が進行した場合では「糖尿病網膜症なし→軽症非増殖糖尿病網膜症」が6.1%、「軽症非増殖糖尿病網膜症→中等症非増殖糖尿病網膜症」が7.0%、「中等症非増殖糖尿病網膜症→重症非増殖糖尿病網膜症と増殖糖尿病網膜症の合計」が19.3%となりました。
逆に症状が回復した場合を見ると、「軽症非増殖糖尿病網膜症→糖尿病網膜症なし」が55.4%、「中等症非増殖糖尿病網膜症→軽症非増殖糖尿病網膜症」が17.3%、「重症非増殖糖尿病網膜症と増殖糖尿病網膜症の合計→中等症非増殖糖尿病網膜症」が4.4%でした。
各状態の平均滞在時間と死亡率
糖尿病網膜症なし:平均滞在時間8.18年で死亡率1.2%
軽症非増殖糖尿病網膜症:平均滞在時間0.82年で死亡率2.0%
年間の推移確率を見ると、症状が進行した場合では「糖尿病網膜症なし→軽症非増殖糖尿病網膜症」が6.1%、「軽症非増殖糖尿病網膜症→中等症非増殖糖尿病網膜症」が7.0%、「中等症非増殖糖尿病網膜症→重症非増殖糖尿病網膜症と増殖糖尿病網膜症の合計」が19.3%となりました。
逆に症状が回復した場合を見ると、「軽症非増殖糖尿病網膜症→糖尿病網膜症なし」が55.4%、「中等症非増殖糖尿病網膜症→軽症非増殖糖尿病網膜症」が17.3%、「重症非増殖糖尿病網膜症と増殖糖尿病網膜症の合計→中等症非増殖糖尿病網膜症」が4.4%でした。
各状態の平均滞在時間と死亡率
糖尿病網膜症なし:平均滞在時間8.18年で死亡率1.2%
軽症非増殖糖尿病網膜症:平均滞在時間0.82年で死亡率2.0%
中等症非増殖糖尿病網膜症:平均滞在時間0.82年で死亡率18.7%
重症非増殖糖尿病網膜症と増殖糖尿病網膜症の合計:平均滞在時間2.17年で死亡率30.0%
糖尿病網膜症とは?
編集部:今回の研究テーマになった糖尿病網膜症について教えてください。
眞鍋先生:糖尿病網膜症は糖尿病の三大合併症の1つで、目の網膜に起きる疾患です。糖尿病網膜症が進行すると、最悪の場合は失明のリスクもあります。
糖尿病網膜症は病状の進行によって「単純糖尿病網膜症」「前増殖糖尿病網膜症」「増殖糖尿病網膜症」の3段階に分けられます。単純糖尿病網膜症は、網膜の毛細血管が詰まったり、血管の一部が破れて出血したりしている状態で、薬による治療がおこなわれます。
前増殖糖尿病網膜症になると、詰まった血管に代わる新しい血管の増殖が始まる状態になります。この段階では、レーザーで焼き固めて新しい血管ができることを防ぐ「光凝固治療」が実施されます。
そして、増殖糖尿病網膜症になると、新生血管が増殖して出血を繰り返し、増殖膜ができます。出血が少ないレベルであれば光凝固治療、出血が多く光凝固治療で対応できない場合は手術がおこなわれます。
研究グループが発表した内容への受け止めは?
編集部:シンガポール国立眼科センターらの研究グループによる発表への受け止めを教えてください。
眞鍋先生:糖尿病網膜症を防ぐには、そもそも糖尿病にならないことが一番大事です。また、糖尿病になってからの期間が長ければ長いほど、糖尿病網膜症になりやすいとされています。
そのため、日頃からバランスの良い食生活を心がけ、適度な運動をおこない、体重を管理することが重要です。
もし糖尿病になってしまった場合も薬による治療をおこない、生活習慣の見直しによる血糖コントロールをすれば、糖尿病網膜症になる確率を低くすることができます。
高血圧や脂質異常症といったほかの生活習慣病も糖尿病網膜症の発症リスクとされているため、生活習慣の改善にも目を向けましょう。
まとめ
シンガポール国立眼科センターらの研究グループは、「糖尿病網膜症の重症度ごとの滞在期間を調べた結果、発症までは約8年の猶予期間があるが、軽症や中等症から重症への進行が1年以内と短いことが判明した」と発表しました。
今回の研究結果で示された内容は、適切なスクリーニングをおこない、早期発見と進行監視をすることの重要性を浮き彫りにしました。
眞鍋 憲正 先生(医師)
【この記事の監修医師】
眞鍋 憲正 先生(医師)
信州大学医学部卒業。信州大学大学院医学系研究科スポーツ医科学教室博士課程修了。日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本医師会健康スポーツ医。専門は整形外科、スポーツ整形外科、総合内科、救急科、疫学、スポーツ障害。
編集部:今回の研究テーマになった糖尿病網膜症について教えてください。
眞鍋先生:糖尿病網膜症は糖尿病の三大合併症の1つで、目の網膜に起きる疾患です。糖尿病網膜症が進行すると、最悪の場合は失明のリスクもあります。
糖尿病網膜症は病状の進行によって「単純糖尿病網膜症」「前増殖糖尿病網膜症」「増殖糖尿病網膜症」の3段階に分けられます。単純糖尿病網膜症は、網膜の毛細血管が詰まったり、血管の一部が破れて出血したりしている状態で、薬による治療がおこなわれます。
前増殖糖尿病網膜症になると、詰まった血管に代わる新しい血管の増殖が始まる状態になります。この段階では、レーザーで焼き固めて新しい血管ができることを防ぐ「光凝固治療」が実施されます。
そして、増殖糖尿病網膜症になると、新生血管が増殖して出血を繰り返し、増殖膜ができます。出血が少ないレベルであれば光凝固治療、出血が多く光凝固治療で対応できない場合は手術がおこなわれます。
研究グループが発表した内容への受け止めは?
編集部:シンガポール国立眼科センターらの研究グループによる発表への受け止めを教えてください。
眞鍋先生:糖尿病網膜症を防ぐには、そもそも糖尿病にならないことが一番大事です。また、糖尿病になってからの期間が長ければ長いほど、糖尿病網膜症になりやすいとされています。
そのため、日頃からバランスの良い食生活を心がけ、適度な運動をおこない、体重を管理することが重要です。
もし糖尿病になってしまった場合も薬による治療をおこない、生活習慣の見直しによる血糖コントロールをすれば、糖尿病網膜症になる確率を低くすることができます。
高血圧や脂質異常症といったほかの生活習慣病も糖尿病網膜症の発症リスクとされているため、生活習慣の改善にも目を向けましょう。
まとめ
シンガポール国立眼科センターらの研究グループは、「糖尿病網膜症の重症度ごとの滞在期間を調べた結果、発症までは約8年の猶予期間があるが、軽症や中等症から重症への進行が1年以内と短いことが判明した」と発表しました。
今回の研究結果で示された内容は、適切なスクリーニングをおこない、早期発見と進行監視をすることの重要性を浮き彫りにしました。
眞鍋 憲正 先生(医師)
【この記事の監修医師】
眞鍋 憲正 先生(医師)
信州大学医学部卒業。信州大学大学院医学系研究科スポーツ医科学教室博士課程修了。日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本医師会健康スポーツ医。専門は整形外科、スポーツ整形外科、総合内科、救急科、疫学、スポーツ障害。