ハリス氏、「共和党発祥の地」で反トランプ派と“共闘” 結束訴え (msn.com)
米国のハリス副大統領=2024年1月23日、秋山信一撮影
11月5日の米大統領選で初当選を目指す民主党のハリス副大統領は3日、「共和党発祥の地」として知られる中西部ウィスコンシン州リポンで選挙集会を開いた。ハリス氏への支持を表明した共和党のチェイニー元連邦下院議員も同席。共和党のトランプ前大統領の復権を阻止するため、党派を超えて結束する必要性を訴えた。
チェイニー氏は演説で、2021年のトランプ氏の支持者らによる連邦議会襲撃事件を改めて非難。「トランプ氏は権力を握るために憲法に違反した。民主党員でも、共和党員でも、無党派でも構わない。トランプ氏の堕落に対する感覚をまひさせてはならない」と訴えた。
ハリス氏は「多くの大きな力が怖がらせようとしている中、真実を語ろうと声を上げる勇気を持つ人がいる。党派よりも国家を大事にするチェイニー氏の支持を得たことは名誉だ」と述べた。
チェイニー氏は20年大統領選の敗北を認めないトランプ氏を見限り、反トランプ派に転じた。しかし、22年中間選挙の党予備選で、トランプ氏が支持する候補に大敗。今回は父のチェイニー元副大統領とともにハリス氏を支持している。【ワシントン秋山信一】