才能豊かな水嶋ヒロさん

芸能界に疎い私も、絢香さんの素敵な歌は知っていました。その彼女が結婚した相手は、若くてハンサムな青年だという程度の認識でした。その人が最近芸能活動を中止して、病気の妻の看護をしていると聞き、立派な夫だとは思っていました。

ご承知のように、水島ヒロさんが今回第5回ポプラ社小説大賞を受賞されました。本人が別名のペンネームで書いた処女作品の＜ＫＡＧＥＲＯＵ＞が、受賞作品です。まだ26歳と若く、初めての作品で、受賞とは、驚きです。作家というのは、苦学して、生活苦を抱えて貧乏の中で生活して、何度も挫折した中年の人がする職業と思っていました。このイメージが覆ります。

彼のようにハンサムな俳優で、学歴も高く、英語も達者で、経済的にも恵まれ、何不自由ない生活を過ごしても、探求したいテーマが見つけられ、その作品で感動を与えられるのは、賢明である証拠でしょう。我々のように日々の生活を送ることに精一杯の人間とは、全く別世界の人種です。

受賞のスピーチも立派でした。＜自分を待っててくれる人がいると信じて、作品を送り出したい。そのことで、社会的な貢献ができればいいなと思う。＞　当方も脱帽です。

蛇足ですが、今回の水嶋さんの受賞でポプラ社は一挙に有名になりました。ポプラ社は大喜びのはずです。