デザイナーのプロ

ＮＨＫの＜プロフェッショナル＞という番組では、各界で活躍している現役のプロの仕事ぶりを紹介しながら、一流の仕事を支えている流儀、哲学、姿勢など分析します。今週は、デザイナーの佐藤卓氏が登場です。

彼は、企業が持ち込む商品を販売促進するための、容器や包装のデザインのプロです。彼が企画した商品は、ベストセラーが目白押しです。ロッテのキシリトールガム、明治乳業のおいしい牛乳、ニッカウヰスキーのピュアモルトなどが有名です。この実績を支える仕事の流儀は、別世界の人にも通じるものがあります。

・依頼以上の仕事をする
・仕事の成功は、世の中と共鳴できること
・難しい仕事だから、おもしろい
・小さな切っ掛けで、可能性の穴をこじ開ける
・僅かなデザインの違いを感じ取って、消費者は買う
・デザイナーの先入観を感じさせず、クライアントのありのままの気持ちを引き出す
・プロとは、さりげなく良い仕事をする。一生懸命にするのは、当たり前。
・壁を受け入れ、壁を乗り越えろ

物が溢れている時代、汎用品の認知度を上げる企画力がなければ、商品を消費者が選んでくれません。自分の仕事の結果が、商品の販売実績としてすぐに現れるのは、本当に厳しい職業です。