牡丹肉を満喫

知人が猪を捕獲したので、牡丹鍋をするというお誘いを受けました。鍋料理だけでなく、鉄板焼きにもしてもらって、珍味を満喫しました。体調1mを超える雄だったようです。昨年の異常気象で餌が少ないようで、民家近くまで出没しているのは全国的な傾向のようです。

鍋の方が、猪の本来の香りを体感できます。鉄板焼きにすると、胡椒で臭みがなくなり、味が見違えます。臭みが鼻につく人には、鉄板焼きの方が、親しみやすいかもしれません。淡泊な食感で、豚肉よりも筋肉質な肉です。

自宅の庭で猪をしとめた知人が、猪の捕物帖を報告してくれました。広い庭の一角にある栗の木に付近に毎夜出没する猪の鳴き声に気付き、ワイヤーの仕掛けを掛けたその夜に捕獲できたそうです。その後、心臓を一突きして・・・と話は生々しく続きますが、その獲物を将に食べていて肉が口の中にある状態で聞くのは、少々図太い神経が必要でした。

猪には申し訳ないですが、人間による殺生です。十分味わって食べましたので、浮かばれるものと思いながら、四方山話が続きました。