私の場合、興味のある本を読むのが大半です。今回、時代の潮流に付いていくために読むべき本と感じた、<競争の作法>を読みました。この本は、エコノミストが選んだ2010年度の経済図書ベスト1位になった本で、一橋大学大学院経済学部の齊藤誠教授が著者です。
アカデミックな内容ですので、一部を取り出して引用するにも、前提条件の説明が沢山必要になる難解な本です。ジャーナリズムが多用する<失われた10年>とは、何を失ったのかを曖昧にしてします。1990年代を形容する<失われた10年>の解釈を、次のように説明しています。
『失われた部分は、日本経済が正味の豊かさという面で国際的な地位を大きく低下したことである。その結果、日本経済で活動する人々は、達成すべき目的を失ったままにさまよってしまった。』
<失われた10年>の次に来る2002年から2007年までの<戦後最長の景気回復>の期間69ヶ月を、円安がでっち上げたバブルと断定しています。現在は将に、バブルのお祭りの後の虚脱感から脱出できていない状態ですかね。
たまには、正統派のアカデミズムに触れることが必要です。ジャーナリズムの分析力の低さに気がつきます。
アカデミックな内容ですので、一部を取り出して引用するにも、前提条件の説明が沢山必要になる難解な本です。ジャーナリズムが多用する<失われた10年>とは、何を失ったのかを曖昧にしてします。1990年代を形容する<失われた10年>の解釈を、次のように説明しています。
『失われた部分は、日本経済が正味の豊かさという面で国際的な地位を大きく低下したことである。その結果、日本経済で活動する人々は、達成すべき目的を失ったままにさまよってしまった。』
<失われた10年>の次に来る2002年から2007年までの<戦後最長の景気回復>の期間69ヶ月を、円安がでっち上げたバブルと断定しています。現在は将に、バブルのお祭りの後の虚脱感から脱出できていない状態ですかね。
たまには、正統派のアカデミズムに触れることが必要です。ジャーナリズムの分析力の低さに気がつきます。