(「河北新報」平成27年11月12日(木)付け記事より引用)
◎「みやぎ社会貢献大賞」歴代受賞団体(3)シャロームの会(仙台市若林区)
昼時になると連日、日替わりランチを求めて客席が埋まる。「少々お待ちください」。オレンジ色の帽子とエプロン姿のスタッフが心を込めて応対していた。
仙台市内で飲食店などを運営するNPO法人「シャロームの会」(仙台市若林区新寺)は、精神障害者の就労支援に取り組んでいる。
新寺の事務所に併設した飲食店「太陽とオリーブ」で料理の盛り付けや食器洗いを担当する佐藤恒輔さん(32)=青葉区=は「やりがいがある。少しずつ働くことに慣れ、いずれは一般企業で働きたい」と前を向く。
このほか飲食店は「オリーブガーデン」(青葉区一番町)と「オリーブの風」(宮城野区榴ケ岡)、総菜店は「ポコ」(同区西宮城野)の3店を展開。洗濯やアイロンがけ、買い物といった日常生活の基本を教える訓練施設も備える。
シャロームの会に登録する障害者は現在約70人。不特定多数の人に応接する飲食業は、コミュニケーション能力を高めるのに最適だという。
シャロームはヘブライ語で「どんな時も、あなたはそのままで素晴らしい存在」の意。副施設長の加藤文彦さん(39)は「困難を抱える人たちの生きづらさに寄り添い、本人の可能性を広げたい」と語る。
シャロームの会で技術を身に付け、洋菓子店、ホテルなどの一般事業所に就職した「卒業生」も数多い。加藤さんは「障害者が活躍する場をどんどん広げたい」と力を込める。
<メモ>設立は2003年。スタッフは17人。現在、弁当の配食サービスを計画中。連絡先は022(293)4345。
◎「みやぎ社会貢献大賞」歴代受賞団体(3)シャロームの会(仙台市若林区)
昼時になると連日、日替わりランチを求めて客席が埋まる。「少々お待ちください」。オレンジ色の帽子とエプロン姿のスタッフが心を込めて応対していた。
仙台市内で飲食店などを運営するNPO法人「シャロームの会」(仙台市若林区新寺)は、精神障害者の就労支援に取り組んでいる。
新寺の事務所に併設した飲食店「太陽とオリーブ」で料理の盛り付けや食器洗いを担当する佐藤恒輔さん(32)=青葉区=は「やりがいがある。少しずつ働くことに慣れ、いずれは一般企業で働きたい」と前を向く。
このほか飲食店は「オリーブガーデン」(青葉区一番町)と「オリーブの風」(宮城野区榴ケ岡)、総菜店は「ポコ」(同区西宮城野)の3店を展開。洗濯やアイロンがけ、買い物といった日常生活の基本を教える訓練施設も備える。
シャロームの会に登録する障害者は現在約70人。不特定多数の人に応接する飲食業は、コミュニケーション能力を高めるのに最適だという。
シャロームはヘブライ語で「どんな時も、あなたはそのままで素晴らしい存在」の意。副施設長の加藤文彦さん(39)は「困難を抱える人たちの生きづらさに寄り添い、本人の可能性を広げたい」と語る。
シャロームの会で技術を身に付け、洋菓子店、ホテルなどの一般事業所に就職した「卒業生」も数多い。加藤さんは「障害者が活躍する場をどんどん広げたい」と力を込める。
<メモ>設立は2003年。スタッフは17人。現在、弁当の配食サービスを計画中。連絡先は022(293)4345。