(「働く広場」HPR110月号より引用)
農林水産省は、障害者が農業の現場で働く「農福連携」を支援するため、障害者の特性などを 就労先の農家などに助言する「農業版職場適応 援助者(ジョブコーチ)」制度を2020年度 にも創設する。研修用のカリキュラムを作成中で、受講者に修了証を渡すなど全国共通の運用 を目ざす。
一部の自治体では独自に人材育成をしている が、研修内容に全国的な基準はないため、農林 水産省は農業関係者に福祉の知識を、福祉関係者には農業の知識を身につけてもらう研修制度をつくる。都道府県や農協の職員らを対象に 農福連携支援のための研修を行う予定で、その カリキュラムを基に厚生労働省と協力する。必要な研修内容や日数など一定の基準をまとめる が、研修期間は座学や現場実習を合わせ一週間 程度となる見込み。