(河北新報夕刊平成22年7月21日(水)付け記事より引用)
障害者施設の商品を販売するワゴンショップが、仙台市太白区の商業施設「ララガーデン長町」にお目見えした。地域貢献を進める店側と、販路を広げたい施設側が手を携えた企画で、店の利用者にも好評という。施設側にとっては、消費者の反応をじかに感じ取れる貴重な売り場になっている。
ワゴンは木目調のデザインで、複数の棚に商品を陳列できる。知的障害者らが働く太白区の「わらしべ舎西多賀工房」と泉区の「仙台ローズガーデン」が隔週で交代し週末の3日間、1階南エントランスに出店する。
わらしべ舎はオリジナルのレトルトカレーやせっけんのほか、市内約10施設から仕入れたクッキーや木のおもちゃなどを販売。仙台ローズガーデンは施設で育てるバラやガーベラの生花を売る。ワゴンの賃料は通常の業者に貸し出すより低く設定されている。
きっかけは、ララガーデンが昨年10月の開業前の内覧会に施設の障害者を招待したこと。その後、施設を訪れた担当者が商品に関心を持ち、売り場の提供を申し出た。3月にわらしべ舎、5月に仙台ローズガーデンがそれぞれ販売を始めた。
市内のショッピングモールなどには、施設の商品を扱う店舗はほとんどないといい、ワゴンは貴重な場所。定期的に購入してくれる客も増えている。
「大勢の人が訪れる店に売り場があることは、働く障害者の励みになる。お客さんの声を直接、聞くことができ、今後の活動にも生かせる」と、わらしべ舎の作業指導員桜井秀太さん(28)。
仙台ローズガーデンの主任支援員高橋信也さん(34)も「売れ行きは好調。障害者の賃金を増やしたいという思いをくんで協力してもらえることがありがたい」と話す。
ワゴンショップは現在の形で8月上旬まで続ける予定。その後どうするかは、店と施設が協議して決める。
ララガーデン長町オペレーションセンターの伊藤正彦所長(49)は「地域に根差した店として、障害者の自立支援に役立てれば。今後も継続する方向で検討し、本格的なショップになるよう応援したい」と話している。
障害者施設の商品を販売するワゴンショップが、仙台市太白区の商業施設「ララガーデン長町」にお目見えした。地域貢献を進める店側と、販路を広げたい施設側が手を携えた企画で、店の利用者にも好評という。施設側にとっては、消費者の反応をじかに感じ取れる貴重な売り場になっている。
ワゴンは木目調のデザインで、複数の棚に商品を陳列できる。知的障害者らが働く太白区の「わらしべ舎西多賀工房」と泉区の「仙台ローズガーデン」が隔週で交代し週末の3日間、1階南エントランスに出店する。
わらしべ舎はオリジナルのレトルトカレーやせっけんのほか、市内約10施設から仕入れたクッキーや木のおもちゃなどを販売。仙台ローズガーデンは施設で育てるバラやガーベラの生花を売る。ワゴンの賃料は通常の業者に貸し出すより低く設定されている。
きっかけは、ララガーデンが昨年10月の開業前の内覧会に施設の障害者を招待したこと。その後、施設を訪れた担当者が商品に関心を持ち、売り場の提供を申し出た。3月にわらしべ舎、5月に仙台ローズガーデンがそれぞれ販売を始めた。
市内のショッピングモールなどには、施設の商品を扱う店舗はほとんどないといい、ワゴンは貴重な場所。定期的に購入してくれる客も増えている。
「大勢の人が訪れる店に売り場があることは、働く障害者の励みになる。お客さんの声を直接、聞くことができ、今後の活動にも生かせる」と、わらしべ舎の作業指導員桜井秀太さん(28)。
仙台ローズガーデンの主任支援員高橋信也さん(34)も「売れ行きは好調。障害者の賃金を増やしたいという思いをくんで協力してもらえることがありがたい」と話す。
ワゴンショップは現在の形で8月上旬まで続ける予定。その後どうするかは、店と施設が協議して決める。
ララガーデン長町オペレーションセンターの伊藤正彦所長(49)は「地域に根差した店として、障害者の自立支援に役立てれば。今後も継続する方向で検討し、本格的なショップになるよう応援したい」と話している。