泉区生活支援ネットワーク

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障害者ら和とじ自由帳 来月 仙台・塩釜で展示販売

2015年01月25日 | 就労・生活自立
(「河北新報」平成27年1月25日(日)付け記事より引用)
被災3県13施設の利用者
 表紙の絵 芸術家提供
 岩手、宮城、福鳥3県にある障害施設合わせて13力所の利用者が、伝統的な製本方法「和とじ」で自由帳を制作している。表紙のイラストは、東日本大震災の被災地支援の一環として、全国187人のアーティストが無價提供。昔ながらの手作業の味わいと多彩なデザインが楽しめる。これらの和とじ自由帳は2月1~28日,仙台市の美術カフェピクニカと塩釜市のギャラリー「ピルドスペース」で展示される。

 自由帳の制作は、障害者施設の支援団体「プレニッポン」(東京)が2012年、被災地の施設に仕事を提供しようと開始。14年に支援に加わったリクルートホールディングス(東京)が多くのアーティストに協力を呼び掛けた。

 和とじ自由帳はA5判80ページ。用紙には、震災で被害を受けた日本製紙石巻工場の製品が使われている。軟らかで丈夫な紙質に加え、比日野克彦氏ら一線で活躍するアーティストのデザインが話題となり、これまでに3000冊以上が売れた。

 和とじは、紙の端に穴を開け、縦横に糸を通して製本する技術で、江戸時代によく用いられていた。精神障害のある人らが通う仙台市若林区の「みどり工房若林」で和とじに従事する男性(62)は「糸をピンと張るのが難しいがやりがいがある」と笑顔で話す。

 美術カフェピクニカで70点、ピルドスペースでは117点が展示される。いずれも入場無料、月曜定休。会場では1冊1000円で販売され、収益は被災地に寄付される。

 宮城県にある施設の自由帳制作を支援する「みやぎセルプ協働受注センター」の日下由美さん(53)は「注目してもらうことで、作業する人のわくわく感も増える。多くの方に来場してもらいたい」とPRする。連絡先は、みやぎセルプ022(399)6299。
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