泉区生活支援ネットワーク

仙台市の障がい者支援のための情報です。福祉・特別支援教育・就労など,分野をこえた生活支援のネットワーク・情報交換の場です

第177回 仙台ロービジョン勉強会

2015年08月13日 | 視覚障害・聴覚障害支援
1 内容
テーマ
補装具費の支給制度について

講師
後藤 美枝(ごとう よしえ)さん
(仙台市障害者総合支援センター企画推進係 理学療法士)

 補装具とは「失われた身体機能を補完又は代償する用具」で、大人については
「職業その他日常生活の能率の向上を図ること」を目的に使用するもの、また子
どもについては「将来社会人として独立自活するための素地を育成・助長するこ
と」を目的に使用するものと定義づけられています。盲人安全つえ(いわゆる白
杖)、義眼、眼鏡(矯正眼鏡、遮光眼鏡、弱視眼鏡)が視覚障害者のための補装
具となっています。

 そこで今回は、仙台市の身体障害者更生相談所である障害者総合支援センター
の後藤さんに、補装具費支給制度について基本に立ち返って話題提供していただ
くことにしました。

「視覚障害児・者への支援には医療・教育・労働・福祉……とさまざまな分野で働
く人たちがかかわっている」という認識は、今や多くの人にとって共通のものと
なっていることでしょう。しかし個々のトピックを取り上げてみると、例えば眼
科医や視能訓練士にとっては「知っていて当たり前」のことが教育や福祉の分野
に携わる人にとっては「それってどういうこと?」となったり、また逆に福祉の
分野では資格取得の一環として勉強したことが他の分野の人にとっては「何とな
く知っているがよくわからない……」と思っていたりすることがしばしばありま
す。そんな異業種・異分野間に生じている知識や情報のずれを肯定的にとらえ、
互いに学び合うことを目的に始まったのがこの仙台ロービジョン勉強会です。今
回も日ごろ携わっている業務の違いを踏まえつつ共通理解が得られる機会になれ
ば幸いです。
 さらに、後藤さんの理学療法士として肢体不自由者の補装具支給にかかわった
経験もお聞きすることによって、視覚障害者に関連する補装具の支給をめぐる課
題に気づくきっかけにもなればと考えています。

【参考資料】
『補装具費事務取扱ガイドブック』平成26年3月 公益財団法人テクノエイド協会。
(厚生労働省のホームページからPDF版をダウンロードすることができます。)


2 日時
平成27年9月9日(水) 19時~20時30分


3 場所
仙台市福祉プラザ 11階 第1研修室
住所 仙台市青葉区五橋2丁目12-2
電話 022-213-6237
交通 仙台市営地下鉄五橋駅下車 徒歩3分


4 参加費
300円


5 参加のお申し込み方法
 会場および資料準備の都合上、参加ご希望の方は9月4日(金)までに以下の項
目をご連絡ください。
(1)お名前
(2)職業(または所属)
(3)連絡先(メールアドレス、電話番号など)

 また 視覚障害等があるための配慮として当日配布する資料の電子データの
メールでの事前送付をご希望の方はあわせてご連絡ください。


6 お申し込み・お問い合わせ先
アイサポート仙台 仙台市中途視覚障害者支援センター
電話 022-212-1131
ファックス 022-212-1136
メール sisien@sky.plala.or.jp

【今後の予定】
第178回
日時:平成27年9月9日(水) 19時~20時半
会場:仙台市福祉プラザ 第1研修室

仙台ロービジョン勉強会 とは・・・ 
 視覚障害児・者の支援についての定例の勉強会です。月ごとにテーマが変わ
り、目の病気のことから、福祉サービス、福祉機器、具体的な支援方法などテー
マは多岐にわたります。
 2000年8月に自主的な勉強会としてスタートし、2006年4月(第66回)からは事
務局をNPO法人アイサポート仙台に置いて引き続き開催しています。
 支援者どうしの分野や組織の枠を超えたネットワーク作り、「顔の見える関
係」の基盤にもなっています。関心があるテーマの回のみ参加される方も大歓迎
です。是非お気軽にご参加ください。

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