新古今和歌集の部屋

歌論 無名抄 五月かつみ葺事



或人云、
橘爲仲陸奧國の守にて下りける時、五月五日家毎に菰を葺きければ、怪しみて是を問ふ。その所の庄官
此國には昔より今日菖蒲葺くと云ふ事を知らず。しかるを、故中將御館の御時、
今日は菖蒲葺く物を。尋ねて葺け
と侍ければ、此國には菖蒲なき由を申しけり。其時、
さらば安積の沼の花かつみと云ふ物あらん。それを葺け
と侍しより、かく葺き初めける。
とぞいひける。
中將御館とは實方朝臣也。



○橘爲仲
(1014年頃~1085年)。平安時代後期の公家・歌人。筑前守・橘義通の子。官位は正四位下・太皇太后宮亮。
○中將御館とは實方朝臣也
藤原 実方(?~999年))は、平安時代中期の貴族・歌人。藤原北家小一条流。左大臣・藤原師尹の孫、侍従・藤原定時の子。大納言・藤原済時の養子。官位は従四位上[1]・左近衛中将。中古三十六歌仙の一人。

コメント一覧

jikan314
意味わかねー つかえねーな様
お問い合わせ頂きありがとうございます。
拙blogでは、無名抄の現代語訳をしておりません。図書館で、お調べ頂きますように。
ただ、菖蒲(古名あやめ・ショウブ Acorus calamus var. angustatus)とは似ても似つかない花をハナショウブ(Iris ensata Thunb. var. ensata (1794))とした語源の一つと考えております。
安積の沼で咲いている花かつみ(おそらくノハナショウブI. ensata var. spontanea)を左遷させられた藤原実方が、端午の節句に葺かせた。
又お問い合わせ頂ければ幸いです。
拙句
あやめ引く袖つく泥を厭はずに
意味わかねー つかえねーな
現代語訳は????wwwwwwww
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